1+1はいくつなのだろう
1+1はいくつでしょう?
1人の人がいます。
2ですと答える人がいます。
それ以外の答えは算数のテストだと不正解です。
でも、2だけが正解でしょうか?
その1人が、他の1人と出会って恋に落ちれば
1組のカップルになります。
1組のカップルが結婚して、子供が生まれれば、ひとつの家族になります。
1組の家族が、何組か集まれば、1つの街ができます。
1つの街が、いくつか集まって、1つの国ができます。
1つの国がたくさん集まって、1つの世界になります。
1人の働く人が、集まればひとつの会社になり
1人の生徒や、先生が集まってひとつの学校になり
いろんな1人は、ひとつの社会を作ります。
1人の人がいます。
その1人の人は、手や足などいろんな部分からできています。
そして、そのいろんな部分は、いろんな細胞からできています。
1人の人は、その細胞の集合があって、初めて存在します。
1+1=より大きな1です。
そして、より大きな1は小さな1が無ければ存在しません。
大きな1と小さな1はどちらも等しい1なのです。
私たちはたくさんの小さな平等な1です。
私たち小さな1は、大きな1を分けあって存在します。
自分だけたくさんなんて事を考えて奪えば、誰かが何かを奪われます。
何かを奪ったひとは、また誰かから何かを奪います。
きっとそんなことを繰り返せば、奪ったはずの私は
何かを奪われているのです。
誰からも何も奪わず、何も奪われず
丁度良いだけ持っているのが、一番良いのです。