ナル男
ナルシストの極みっていうものがあるのなら
『自分に甘えてくれる女の子が良い』
『僕の事を頼りにしてくれる女の子が良い』
っていう男だろうな。
『え〜なんで?やさしいじゃん』なんて思ったら大間違い!
こんな男に比べたら
『僕とつりあうような良い女』とか
マザコンなんて問題じゃないと思う。
極端な例えだけど、
命を失うかどうかの瀬戸際にいるとする。
そんな時に、頼りにならないものに自分の命を預けようとする?
回転ジェットコースターに、
安全装置がついてないのに乗る馬鹿は滅多にいないでしょ?
見知らぬ人が100万円を預けないか?と突然言われて
なんの説明もないままで預ける?
甘えん坊が好みって事なのかも知れないが、
甘えん坊になればなるほどわかるはず。
こいつが甘えられる対象かどうかっていうことが。
むやみやたらに甘えているように見えるが
決してそんな事はなく、厳しい目で選んでいるのだ。
頼りにするということは
それなりに信頼ができなきゃ無理なのだ。
逆に、それなりの信頼があれば、頼りたくもなるだろうけど
その男は、頼りにして欲しいと思うほどの自信があるのか?
しか〜も、その男を頼るということは
その男を評価する女という事なのだ。
例えば、ものすごいアホだとしたら
そのアホを頼りにして、満足して、
評価してくれる女を求めているということなのだ。
自動車の運転ができなくても
その自動車に乗り、『すご〜い、シューマッハみたい♪』
なんて事を恋愛に求めてるのだ。
無責任な話。
ものわかりの良い恋愛の顔をした、なんて自分勝手な自己愛!
『えっとぉ、私がなにをしても、笑って許してくれてぇ
何でもいうことを聞いてくれてぇ、わがままも言えてぇ、甘えられてぇ
私の事を好きでいてくれる、やさしい男の人がタイプ』
なんていう、アホ女と一緒なのだ。
こう思うと『年収1000万円以上の男が良い』っていう方が
どれだけ可愛げがあるだろう。
そう考えたら思わない?
俺につりあういい女なんて、そいつと同じレベルであれば良いのだし
マザコンだって、愛情の対象が彼女に向いていないだけで、
母親に寄っているだけなのだ。
そう考えたら、愛情が他人に向いているだけまとも。
でも、そんな男に限って思うんだぜ。
女に振られるのは、自分がやさし過ぎるからだって。
彼女さえ良ければ、俺が悪くても?
振られたのは、その自己愛が悪いんだよ。