わかっちゃいるけどやめられない
ダイエットしなくちゃ行けないのに、食べちゃう。
タバコがやめられない。
ついつい衝動買いをしてしまう。
まぁ、わかっちゃいるのにやめられないことってあります。
この場合、暴力をふるってしまうとかは一緒にしないで下さいね。
もっとライトな話です。
で、ですが、
思うに、わかっちゃいるけどやめられないことは、
やめようと思っても、やめられません。
やめる、やめないって事を問題にしてるからです。
やめられないことには、これをする事によって得られる甘い蜜があるのに
やめようとする時は、食べると太っちゃうとか、体に悪いとか
その事によって起こる弊害の方にしか注目してません。
つまり、ぽっかりとした穴があいているのを
たまたまそれで埋めていたりするのに
それを取り上げて、穴を埋める代用品を用意しない。
本来なら、根本的に穴が埋まるような解決をすればいいし、
結局、本質的な穴埋めをしない限りは、埋めても埋めても空くのだけど
例えば、今、自分が予想もしていなかった悪口を言われるだけでも
簡単に開いてしまう穴を、全部が全部ちゃんと埋められるとも思いません。
穴を応急処置するものを、取り上げておいて、
埋まっていない穴を心にぽっかり空いたままにする、
それこそ無茶苦茶なのに、それをまた、同じ方法で埋めてしまう自分を
責める必要なんてあるんでしょうか?
しかし、やめたいと思うには、その害もわかっている事です。
これではダメだってわかっている事を、繰り返すのはつらい事です。
自分で自分の自信を食いつぶしているようなものです。
これを阻止するには2つ方法があります。
やめられないのは、限界を実感できないからです。
ただし、死ぬまでするような事はしては行けません。
損得勘定能力を究極まで発揮するのです。
もう1つは、方法を換える事です。
例えば、衝動買いというのはお金というエネルギーを発散させる行為です。
買ったけど、結果的に要らなかったとかは買物に失敗したってだけです。
また、使わないけど満足感を得られるなら、満足感を買ったと思えば良いでしょう。
もし、そのエネルギーを発散したいだけで買物するなら、
そして、その買ったものを見てため息をつく自分が嫌なら
お金を使いたくなった時、それをATMにぶちまければいいのです。
お金は使ったと発散できるし、その結果は貯金通帳に残ります。
ダイエットだって、運動しなきゃとか、食べるの減らさなきゃとか
ただ苦痛になるような事ばかり自分に考えたら
頭の中で既に飽きてしまいます。
ちなみにりんごは、切って食べるのと、
皮がついたのにまるごとかぶりつくのとでは
満腹感が違うって知っていますか?
タバコだって一気にやめるのはつらいので、
減らす事ができた日には、自分に褒美を上げる。
例えば、一本減らせたら、明日2本余分に吸っていいと思ったり
いつもより、高いタバコを買って良いとか。
それを曖昧にするんじゃなく、しっかり自分で記録して把握するんですわ。
わかっちゃいるのにやめられないこと
それをやめようとする事の1番怖いのは、
自分の自信を食いつぶしていく事。
無力感を増していく事。
著しく自分を傷つけたり、他人に迷惑がかかるなら別ですが
そうでもなかったら、飽きるまでするのも手だと思うんですが。
良くも悪くも、自分の身の上にかえるだけだし。
でも、どうしてもやめたいのに、切羽詰った感じも得られないなら
やめられない事の甘い蜜がなにかを知り
後は、自分がどんなアイデアで乗りきるかが問題です。