罪は罪

 

まだ、20才そこそこぐらいの頃、

中華街の自動販売機でジュースを買おうとしたら

通りかかった、サラリーマンの集団の1人に

色気がない格好をしているのにも関わらず

いきなり胸をもまれた。

びっくりして、仕返しできなかったけど

すごく悔しかった。

そこのグループの男もそいつをたしなめることもせず

少し困った顔をしただけでどこかに消えた。

そいつら全員、どこにでもいるような

20代のサラリーマンの顔をしていた。

きっと、痴漢サラリーマンも

普段は、良い友人だったり

良い社員だったり

良い彼氏だったりするのだろう。

でも、被害者である私にはそんなことは関係ない。

他の人への印象はどうであれ

私にとっては、罪は罪。

誰にも許せといわれることじゃない。

 

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