天罰

 

悪いことをしていたら、神様が空から見ていて、きっと罰を与えると思っていた。

だから、意地悪をするやつ、ズルをするやつを見ては

きっと、そういう人は、いつか罰が当たるからいいのよと思っていた。

だってみんな、そんなこと言っていたもの。

でも、何時までたっても当たったようには見えなかった。

神様は天罰を与えるはず、そう信じていたのに、

今もって、やりたい放題で、私は傷ついている。

本当に、本当に、たくさんたくさん傷ついているのに、

天罰が当たっている気配は見えず。

それは何故?

私が、まるで事故に巻き込まれるようにトラブルにあったとき

『私たちはそんなことにあったことがない』と

自分たちは出来がいいのでそんな目にあわないごとくいわれると

まるで私が悪いみたいじゃんとおもうことがあって、

じゃぁ、なんか不幸にあった人は、天罰が下ったとでも言いたいのかよと思う。

でも、そんなの間違い。

そもそも天罰なんてくだらない。

どんなに自分が嫌な目にあわされて、本当に傷ついて、

同じ目にあったり、苦しめばいいんだわとおもっても、

自分が向かい合っているのは、所詮自分のエゴなんだから。

そう、誰が傷ついたの、誰が嫌な目にあっただの、神様には関係ない話。

天罰なんてくだらない。

でも、どんなにごまかそうが、自分は自分から永遠に離れられない。

死のうがどうしようが、逃げたつもりでも、煙に巻けない。永遠についてくる。

そのほうが、よっぽど天罰より怖い。

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