あやちゃん・たまちゃんのぱらだいす計画 29


『これさぁ、2回目に入ってない?』

『きらきらと』
ブルネイと聞いて、連想されることに
石油、金持ち、遊園地が無料っていうのがある。
その遊園地『ジュルドンパーク』に、車はついた。
夜だけオープンしているジュルドンパークは
王様が誕生日に国民の娯楽の為に作ったその遊園地は
残念ながら去年の途中ぐらいから、有料の遊園地になってしまったが
以前は、 長年、ずっと無料で運営されていた。
しかし、入ってみればわかるのだが、
なんで、こんなのが今まで無料だったっていう方が不思議。
しかも、いつでも待たずに乗れたらしいから、更に不思議。
電飾できらきらとした、夜の遊園地。
入場料でB$2(140円弱)かかると聞いていたが
10時過ぎと言う時間だからか?何故か獲られずに入場。
『お手洗いはきれいでしたか?』と聞かれ
お手洗いは、ブルネイにしてはちょっとダメかなって言ったら
(ブルネイのお手洗いは、有料ですがきれいです)
『それは南の風さんに報告してください』というので、ここに書きます。
『全部乗れるだけ乗りましょう』ということなので
喜び勇んで乗ることに。

 

『 うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ』
どの乗り物も、停まっている。
っていうか、そのぐらい人がいないのだ。
そんなに怖そうな乗り物ではなさそうだけれど
乗り物にも弱いたまちゃんは、見ていると言うので
私とだんなちゃんだけが、乗ることに。
ずんずん進んで、案内されるままに乗るとスイッチが入る。
うわ〜い、貸し切り♪
で、乗ってみるのだが、これが良くできている。
日本だと、普通円運動をして終わるような乗り物なのだが
これが、微妙に蛇行したり、小技が効きまくるのだ。
こんなのが無料でいいのか?

 

『うぎゃうぎゃうぎゃうぎゃ』
私は、怖がりだが、こういう乗り物は、乗りたがる。
だんなちゃんは、ジェットコースターとか嫌いでのらなかったはず。
ちなみに、昔の横浜のコスモクロックに乗った時も
頂上で場所を移動しただけで『揺らすな』って注意されたのだ。
最近は、あやにつきあって、かなり平気になったらしい。
ここの乗りものは、あやみたいなタイプには、結構嬉しいものばかりで、
乗り物によって有料なのもあるが
1回、高くても200円程度で、待ち時間なしというか、貸し切り状態。
乗り物のレベルだけでも、日本と同程度か、それ以上だと思う。
もう楽しくて楽しくてたまらない。
が、たまちゃんとIさんは、全然怖がらない私が 不思議というか
『声も出さないし、怖がらないんだもんなぁ〜』という。
その間のだんなちゃんと私の会話というと
だんなちゃん:『ここに座るんじゃなかった!』
あや:『なんで〜?』
だんなちゃん:『あんたの重みでぎしぎし言うじゃん』
あや:『うぎゃうぎゃうぎゃうぎゃ(反発している)』
とか
『これさぁ、2回目に入ってない?』
『ほんとだ、ラッキ〜だねぇ〜。いやっほ〜ぃ!』
楽しいねぇ。

 

『夫婦は所詮他人』
そんな私でも、足がすくむ乗り物があった。
フリーフォールだ。
しかも、夜、1人っきりで乗るフリーフォールだ。
となりに誰かいてくれれば、気が紛れるかもしれないのに
誰も一緒に乗ってくれないくせに、みんなが乗れと言う。
うわ〜〜〜〜ん、オニィ〜!
だんなちゃん、夫婦なんだから一緒にのろうよといっても
私への愛なんかないようだ。
1人っきりで乗る、夜のフリーフォール。
ぐんぐん登って行く。
しかし、どうせこんなに高いところに上るんだったら、
街の方に向かってのればきれいだったかも。
そうさ、こんなに高いところに、登れる機械はそうはないしさ。
しかし、この乗り物の怖さは、いつ落ちるかがわからないところだな。
ふわんとしたのが気持ち悪いような変な感覚のまま落ちて行く。
でも、一気に落ちてしまい、
それから上下運動が繰り返されるわけではないので
思ってたよりは怖くなくって


助かったぁっていうところが本音。
『もう1回乗って良いよ』とスタッフが言ったけれど
断って、ぱたぱたとみんなのところに戻る。
しかし、みんなは言う
『ぜんぜん、へっちゃらで、面白くない』
後でたまちゃんに聞いた話しによると
『あんだけ勢い良く登るなら、乗れば良かったな』
と、だんなちゃんは言っていたらしい。
ふん、ちみはきっと、乗ってたら泣いてたに違いないのだ。


『夫婦は共に』
しかし、あの乗り物のおかげで、
ちょっとだけ怖いという気持ちが芽生えはじめていた。
この遊園地にはジェットコースターがあり、小さくて、斜度が急なタイプ。
しかも、ループが多いのだ。
『新テーマパークを作ろう』というゲームでは
ジェットコースターを自分で設計して、実際に乗ったり
お客さんの反応が見られるのだが
きっとこのジェットコースターは、お客さんが吐いちゃうタイプに違いない。
このジェットコースター、怖いっていう噂をどこかでHPで聞いている。
たまちゃんは当然乗らず、だんなちゃんも乗りたがらないが
無理矢理乗せる。
いやぁ、スピードがあって助かった。
チビッコな私は頭をごつって打って、髪がぼさぼさになるが
その勢いのおかげで、あのループや急斜面をクリアーできたという感じ。

ハート型がキュートなジェットコースターはこんなイメージ

『噴水ショー』
ここでは噴水を使ったショーがあるらしく、 9時からだと聞いていたが、
間に合わなかったので見られないと思ってた。
しかし、11時からもやるのか、チラッと見えるが
私とだんなちゃんは、ウォータースライドに乗る。
これは、多くて4人乗れる程度の切り株型の船にのってという、
日本にもあるタイプだが
いやぁ、途中前後が逆転するのにはびびったわ〜。
しかも、よくできていて、TDLのスプラッシュマウンテンの最後の斜面を
2段階に分けたので 少しソフトにした感じ。
調子に乗っただんなちゃんは、両手を上げていた。
しかし、結構長時間だったらしく、二人は本当に乗っているのか、
スタッフに確認したらしい。
しかし、この間、ひとつしか乗り物に乗らなかったたまちゃんが
噴水ショーを見ることができたらしく、
楽しめた様なので、よかったよかった。

 

『ジュルドンパークのHPで』
ジュルドンパークは、その良さがブルネイの人には伝わりきっていないのか
有料化されてからは、さらに人数が減っているので
運営を民間業者に委託するような話しを読んだ。
さらに、ディズニーの様にキャラクターを強く打出して行きたいみたいなことが
書いてあったような気がしたが、
そんなことをしなくても、十分楽しい。
でも、出きるなら、お金を度々だすのは面倒なので
日本みたいにパスポートも売っていると良いのになぁ。
テーマパークに1泊4人で行けば20万円以上かかる日本にすれば
本当に羨ましいとしか言いようがないのに。

 

『ホテルに戻る』
車に乗ると、ドリアンの残り香がふわ〜んとした。

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