あやちゃん・たまちゃんのぱらだいす計画 46

『飛行機の待ち時間は長い』
たまちゃんはもうくたびれてるだろうし、 ゲート側まで移動する。
ほっておけば、いつまでも動く私。
でも、たまちゃんは、今まで付合ってくれたのだから
親戚へのお土産も、ちゃんと揃っただろうからいいや。
時間になれば 人がどんどんやってくる。
ロビーで寝ている人もいる。
飛行機は、現地の場所に合わせてか
日本に行く便は必然的に寒くなる。
が、向うから来るのは半袖にズボンを引きずった兄ちゃんの団体。
たまちゃんと『大丈夫かよ〜』と言っていると
半袖短パン、ビーチサンダルな人もいる。

 

『手荷物検査』
時間が来て搭乗手続きが始まる。
前にはおばちゃんパワー炸裂の3人組みがいる。
手荷物を預けて、検査を受ける際に
一人のおばちゃんが、鞄を持ったまま入って注意される。
そのおばちゃんはわからなかったらしく、
後のおばちゃんが『鞄をここに置かなきゃ』と教える。
しかし、今度は注意したそのおばちゃんが、
鞄をもったまま通過しようとする。
オイオイ。

 

『待合室』
さっきまで半袖の人も、流石にここで着替えているようだ。
待合室も、きっちり温度が下がっている。寒い。
あのおばちゃんたちも心配していたが、着替えた。
後に座ったおじさんが、私達の話しを聞いたのか
『名古屋は9度らしいですよ』という。
私たちの前のおにいちゃんも、心得た格好をしている。
さっきの、半袖集団はやっぱり、半袖のまんまだ。
『あれ?あの半袖半ズボンのお兄ちゃんがいないよ』と
たまちゃんと2人で喋っていた。
『あんなんで名古屋に帰ったら、アホやんかぁ』と話していたら
その兄ちゃんが現れた。
その兄ちゃん、どうやら私達の前の人の連れだったらしい。
兄ちゃん、本当にそのまんま帰って良いのか?

 

『機内』
後の方の席だったので、運良く早めに搭乗できた。
私たちの前は煩そうなお姉ちゃんたちだったが
私はすぐに寝てしまったらしく、飛行機がいつ飛んだのか記憶にない。
起きた時にはジュースサービスが終わっていて
たまちゃんが私のサンドイッチも取っておいてくれた。
むしゃむしゃ食べたらまた寝てしまった。
タンクトップ、7分袖、シルクのカーディガン、赤いブルゾンスカーフ
こんだけ着て、毛布をかけているのに寒い。
あの兄ちゃんたちは、さぞかし寒かろう。
程よく眠ったら朝ご飯になる。
今度は後ろの方の席でも選べる。
軽食なのでペロッといく。
チキンソーセージは旅行中で1番味がよかったんじゃないか?


どこを飛んでいるかはわからないが、そのうち陸地が見えてくる。

『あれって、九州じゃない?』

地名をあげて、あのへんじゃない?っていう話しをする。
1人がしだすと、他のひともするんだよなぁ。
でもことごとく、はずれていたらしい。


『名古屋の気温は1度』とアナウンスが流れる。

 

『名古屋に戻る』
行きは、この飛行機で出かけたのであった。
『あと1週間ぐらい出かけられるよ』とたまちゃん。
本当に、今回は体調が絶好調。
日本にいるより調子が良いぐらいだった。
検疫では、前の女の子が何か申告していたらしく流れが止まっている。
でも、その後、問題があるような人がいないらしく、スムーズ。
当然私達もと思うが、黄色い紙を貰う。
『健康に感じていても、発熱、腹痛…等が見られたら
すぐに病院にこの紙を持って行ってください』と書いてある。
やばいのか?やばいのか?

 

『入国手続き』
考えたら、日本人は私達しか乗らないような飛行ルートだったので
ずっと並ぶことがなかったなと思い出す。
でも、問題なく通過。
荷物もスムーズに出てきて、前の外国人がつっかかっているが
たまちゃんの方の列が早く流れて
お友達っていうので一緒に呼ばれて通過する。
おかげで、私達の便としては早く出て来る。
空港にはうちの両親が迎えに来ていた。
カシミアの服やスエードの服をまとっている。
気温差30度。
日焼けした腕は、皮がべロンとむけたのに。。。。

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