車はバンコクに
最初に向かうのはタリンチャン。有名なダムノン・サドアク水上マーケットに行くには時間がないということで、小さいが水上マーケットがあるというのならここでも良いかって感じで。
車はバンコクに近づく。だんなちゃんは初めて見る風景。
「あれね、バイヨークスカイタワー」
パタヤとはだいぶ異なり、想像よりずっと都会だったバンコクの高層ビル風景を興味深げに見ている。
タリンチャン水上マーケット
街中で車を降りると、船着場があった。ドライバーさんが料金を聞いてくれる。
「1人1時間500B」と船着場の男は答えた。
このときの私にはこれは高いか安いか、わからない値段。本で見ると、結果的には最高値の言い値だったんだけど(相場はらしい)、知っていても、誰も時間を割いてまで値段交渉をする気はなかっただろうな。まぁ、3人で乗るわけだし。
ってことで、Go!
船はかなり高速で、しかも揺れる。水しぶきもばんばか。船頭さん?が「水上マーケットだよ」って教えてくれる。それ以外にも写真スポットと思しき場所ではスピードを落としてくれるので、心荻なく写真をぱちぱち。
その水上マーケットはよくテレビなどで見る場所に比べてしょぼいと聞いていたけど、タイミング的に開いていない印象。
そのうち急に停まったと思ったら、一艘の船が近づいてきた。
「お土産ね〜、いろいろあるよ〜〜(英語)」
でも、差し出されるのはあまり欲しくないものばかり。だが、ひとつだけ目を引くものが。
扇子にもなる折りたたみぞうさん柄の帽子を発見。「タオライカァ〜?」(いくら?)
「100B」と答えるが、うむむ?これはそんなにするものなのか?というか、水上マーケットは高いというのが頭にあった。
「ロッ イクノ〜イ ダ〜マイカァ?」(ちょっと負けて〜)で値段交渉開始、
「50Bダイマイカァ〜?」というが、ダメって言う。その後もお願いよ〜負けてよ〜と交渉するが、
私の最終希望価格は75B、彼女は80Bで交渉決裂。
そのときは、まだ、他で買えると思っていたって言うのもあったけど、おのぼり度をUPさせるにはこの辺りで購入しておくのが正解だったな。
海外旅行でのお土産は「迷ったら買え」と「後で買えると思うなっていう」のが持論だったけど、ここでもそうだったか…。
(と言いながら、今後もこの失敗を繰り返す)
結果的にはその後、扇子の帽子(しかもぞうさん柄)をお見かけすることはなかった。
が、 とりあえずここでは、そんなことも考えてなかったので、気分を味わえただけでも大満足。
ところで、私は数字がまだちゃんと覚え切れてないのだが(子供のように、数字を順番に数えていかないと出てこない。
しかも1と2はきちんと覚えてないのでいつも3から数えはじめる)、値段交渉が乗ってくると、幾分軽やかに出てくることを発見。
普段の私は「ありがとう」といわなければいけない場面で、「ごめんなさい」と言ってしまうような言い間違いをしているような状況なので、そう考えれば。

その後も船はローカルな家の間を流れる川をずんずんと進んでいく。これは、なんとなくブルネイの水上集落に似ているのかもなぁ。
で、結果なのですが、サドアクの水上マーケットには行ったことがないのでわかりませんが、たぶん、それを期待していくと、全然違うと思います。
水上マーケットというよりも、川沿いのローカルな家や風景を見に行くという感じ。
でも、行かなきゃ良かったかと言われると、そんなことはなく、こういうところだと思っていれば、これはこれで味わいのある風景だと思うので、私としては楽しかったよ〜
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