王宮観光
ゲートをくぐってからしばらく行くと切符売り場がある。
切符を買うとき、うっかりお釣りを貰い損ねて離れたが、すぐに気がついたのでとりあえず言うだけ行ってみようと「お釣りを貰ってないんですが」というと、返してくれた。お釣りを忘れていた事を知っていたのか知らないのか?
入り口で切符を渡すと、日本語の案内書をくれた。そのあとはマイペースでガンガン見るだけ。
とにかくキンピカ。そしてこまごまとした模様の建物で、ほほぉって感じ。当たり一帯に流れるお経?も雰囲気を盛り上げる。
エメラルド寺院
ヒスイの仏さんが祭られている事で有名なのだが、それが何処だってこと、わからずに本堂に向かっていた。
中の写真を撮ろうとして止められても、そこがエメラルド寺院ってことに全く気がついていずに、ああ、みんなお参りしているなあぐらいで通り抜けてしまった。
「意外とちっこいね〜」とだんなちゃんとたまちゃんが話していたので、何の話だろうと思って初めて中にあったのがヒスイ仏だと気がつき、もう1度中に入り見てくる。
確かにちっこい。
王宮
暑い、へとへと、気がついたら1時近いもんね。途中の売店では、暑さのためか、お釣りをまたもや貰い損ねる。
喉もカラカラになりながら、王宮に向かう。途中スタンドでジュースを買い、飲みながら歩いていると、衛兵がぞろぞろ出てきた。
どうやら衛兵交代だったらしい。ラッキ〜〜
ワットアルンを見ようとして
さて、私たちは再びワットポーまで戻らなくてはならない。こんな暑い中、正直歩くのは面倒。
そういえば、だんなちゃんはワットアルンを近くから見ていないし、なんなら、船でワットポーに戻るかと船着場に行こうとすると「何処に行く」と勧誘がしつこい。
「パブリックボートでワットポーに戻るのだ!」と答えると「なら、右側の通路を通れ」みたいな返事。
で、ボート乗り場だろうと思しき場所に出ると「待て、乗船券が必要だ!」とおばさんが呼び止める。
「はぁ〜?私たちが乗るのはパブリックボートだ!チャーターじゃない」と言い、ずんずん船乗り場に向かおうとすると、
「そうだ。我々はパブリックボートだ。200Bよこせ!」というおばさん。ひどいボッタクリのうえ嘘つき。
「No!乗らないったら、乗らないんだよ!」
だんなちゃんは、話が良くわからなかったようで、突然「No!」と私が叫ぶのでなんのこっちゃと思ったらしい。熱いからね。
だが、パブリックボートもいつ来るのか良くわかんない。う〜〜〜む、どうするかなぁと思い、ワットアルンを背に写真を2〜3枚撮り、歩いて戻ることに。
これは土曜日だからかもしれないけど、もし、こっちに観光する事があれば、先に王宮まで船で行き、帰りをワットポーのある船着場から帰ることにしようと思う。
不自然な男
その後もあたしらは声をかけ続けられた。
怒るというより、暑いのでカァァァーッツて感じ。もう、自分が、西原の漫画に出てくる自分像モードで歩いているのが安易に想像できるような状況。
「なんで、こんな所にサラリーマン風の人が。不自然だ」とたまちゃん。確かに不自然だなあと思ったら、「ワットポーは休みだよ」と言ってきやがった。
「もう行ったわいっ!ケッツ!(日本語)」
だが、こいつも詐欺なのかぁ…ってことは、こいつが有名なオーダーメイドで服を作らせる詐欺だな!いや、本物だよ〜〜。すごいねぇ〜〜〜
実は、暑いのでイライラしていたのだが、内心は、こいつがあの詐欺かぁ〜、で、こっちが服を作らせるやつだなぁ〜、もう、この手のは見たから良いやって感じで楽しんでいたのであった。
にしても、オーダーメイド詐欺は、きちんとした格好をしているので騙されると聞いていたけど、土曜日の観光地で、典型的なビジネスマンスタイルは不自然だろう。やっぱり。20歩ぐらい歩くと、また同じような男が、観光客に声をかけているのだが、みんなわかっているらしく「用事はないよ」とおっぱらっている。
「これじゃぁ騙されないよね〜〜〜」と歩いていると、白人の男性が同じような男と一緒に歩いていた。親切にしてくれてありがとうみたいな感じであるから、ひっかかったのだろう。
歓迎します
ずっと気がつかなかったのだが、ふとみると大きな看板に日本語が書いてあった。
「観光客様 いらっしゃいませ ターティーン御一同」
間違った日本語だけど、なんかいいさぁ〜。
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