ドンムアン空港
キャセイが着いたターミナルは、これと言って、何もなく、地味であった。
これから車で異動になるので、お手洗いに入っておいたが、お手洗いは普通。
入国審査所の手前に両替所を見つけたので、当分使うつもりのお金をここでまとめて替える。
入国審査はスムーズ。スーツケースもショッキングピンクなのが目立つ為か、何処のターンテーブルか考えるより早く、自分の鞄が流れていくのを遠くより発見。
走って取りにいく。
何を考えたか、ホテルタイランドの送迎サービスの詳細が書かれた紙をスーツケースに入れてしまい、ドライバーさんが何処で待っていてくれるのかわからないのだが、とりあえず歩いてみようと思った方で待っていてくれたので、これまたスムーズに。
前回のブルネイ行きとは打って変わって、今回は本当にスムーズに進みすぎるのが怖いぐらい。
ポツンとつぶやくと、たまちゃんが「やめてぇ〜〜」なんて言っていたが、この頃のスムーズさから、これから起こる事は想像できなかっただろうな。うんうん。
バビューンっとハイウェー
空港を出て見えてきた風景は、なんとなくシンガポールに似ているなとおもったが、たまちゃんは沖縄がこんな感じだと言っていた。
とにかく、割ときれいな街。
ハイウェーを利用してもらったのだが、目に入るのは日本の企業の看板ばかり。いやぁ、何処の国だかわからないよってぐらい。
だんだんと見えてくるバンコクの街は、近代的なビルと、ごちゃごちゃっとした建物が混在してまるで東京のよう。
「ニー アライカァ?」(あれなに?)
ひときわ目を弾く建物をドライバーに聞くと「バイヨークスカイタワーで、ホテル・レストラン・ショップが入っている」と教えてくれた。
そうそう、ホテルタイの送迎サービスはハイウェーを使うかどうかとたずねてくれて、使うというと料金を請求されるが、そのときのチケットも一緒にくれるので、わかりやすくて気に入った。
そして街中へ
どうやらシーロム通りに出たよう。
シーロム通りのイメージはもうちょっとすっきりした所かとおもったが、そうでもなく、どちらかというとごちゃっとした感じで、東京というより香港っぽいかなぁ…
一番近い印象では、ニューカレドニアの街中にこんなローカルっぽい店が並んでいる所があったなと思った。
オリエンタルホテルに続く道は、宝石屋など高級ショップが多いとも聞いたが、確かにそういう店はあるのだろうが、そういう感じではなく、どちらかというとごちゃごちゃとして、想像以上にローカル臭いところだった。
来る前はてっきり表通りとか広い通りに面してるかと思ったら、うちの近所ぐらいの狭さの道だし。
これは意外。
他のホテルからふらりと遊びに来たとき、船かタクシーじゃなかったら、私なら捜せないかも。
下の写真はハイウエーを降りた後。この辺りはまだ街中だけど、だんだんと猥雑になっていく。

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