こうして再び旅が始まった

だんなちゃんがまた遠洋航海という、要するに洋上で訓練とか慰霊祭？等をしながら海外まで行くというようなものをするという話は聞いていた。
彼らは当然、仕事で行くのだが 、夫の仕事を殆ど理解していない妻は、自分にわかるところだけを都合よく理解する。

っていうか、彼らがそこにたどりつくのが仕事であろうがなんであろうが、妻の私にとっては夫の海外行きを口実にしたバカンスでしかないのだ。

前回（あやちゃん・たまちゃん・ぱらだいす計画）に引き続き、今回も行き先はブルネイであろうとのこと。

ブルネイは、お酒が飲めないし、娯楽も充実している方だとはいえない、お買い物天国でもないので、そういうことを希望とする人には、シンガポールやマレーシアなどに行かなければ物足りない国かもしれないが、食べ物はおいしいし、モスクはきれいと私は好きな国の一つである。
よって、私が考えたことは唯一つ！「また、あんなにおいしいものが食べられるのね」
それは楽しみにしておりました。

ところが、そのつもりでいたら、だんなちゃんが言うではありませんか。
「あ、それね。行くのはタイだよ。バンコクね」

「へ？タイ？」

タイには行ってみたいと思ってはいたが…

第１問　有名なタイの観光名所を3つ挙げよ。（おしゃかさん？）（　寺？　　）（わかりません　）

第２問　有名なタイ料理を３つ挙げよ。（タイカレー）（トムヤムクン）（　　…　　　）

第３問　なんでも良いからタイについて3つ挙げよ。（マッサージ）（　　象　　）（　　…　　　）

これができなきゃタイに入国できませんという世の中なら、私はタイ冒涜罪で逮捕されているかもしれません。

ブルネイ旅行（詳しくはパラダイス計画１をご覧下さい）以来、アジア旅行したいべと思っていた私。
もちろん、タイにも、どんな小さなチャンスでも、アタックＮｏ．１の鮎原こずえのように、拾って拾って拾いまくるつもりでした。
そのくせ、タイについての知識がまったくと言っていいほどない私。

それは、たまちゃんも同じだったらしい。
早速、旅行会社のパンフレットでどんな国かを調べる2人。「いや〜、プーケットもあるよ〜♪」
「笑う犬で馴染み深いネタだった”パタヤビーチへようこそ”のパタヤもたいなのね〜〜」
と、実在することに感動していたら、たまちゃんは笑う犬を見ていなかったようで。

ところで、その瞬間まで考えてなかったのもなんだが、だんなちゃんは一体タイの何処に行くのだろうか？
勝手にバンコクにいるようなつもりになっていたけど、彼らは艦で行くのだし、その艦が突然街中に現れるとは思えない。
しかも、おそらく自由時間や休みが出るだろうとは思うものの、もともとは仕事である。
で、改めて確認してみたら、サタヒップというところとのこと。それ何処？と検索をかけると、パタヤの近くであることが判明。

ってな具合で、私達は必然的にバンコクとパタヤに行く事になったのでありました。