あやちゃたまちゃん
ぱらだいす計画2

 

 

 

                                                  

 

 

ジムトンプソンでオーダーメイド2日目(1日目はこちら)

「あの女め!あの女め!」と再びムカツキながらスカイトレインに揺られてジムトンプソンに向かう。

ジムトンプソンでは14時のアポイントメントだったが、それまでには少しあるので、姉たちへのおみやげTシャツを一気に選ぶ事に。
おそらくタイ文字Tシャツとか見つけられるだろうけど、ジムトンプソンなら悪くないかってことで。

それからぬいぐるみを買う。自分にぞうさん。友達の土産に熊さん。ぬいぐるみはホテル内にもあったのだが、本店は種類が多いような気が。そして、昨日まで気がつかなかったけど、ぬいぐるみが変な布をしょっている。どうせなら、それが良いなあと思うが、いくら違うんだろう。

でも、まぁいいかと、店員に「ぬいぐるみをキャッシャーに持っていって良いか?」(それは見本で、新しい商品を出してくることがあるので)と聞くと、ちょっと待っててと引き出しを開け、ぞうさんのかわいい袋に入れてくれた♪

そんなこんなしていたら時間になったので、仮縫いに行く。
すると、昨日採寸してくれた人と、違う店員さんがやってきて、着替えるようにと言われる。

デザインブースの方では、日本人のお嫁さんとお姑さんと思われる人がいて、お嫁さんが「ここでオーダーメイドっていうのはみんなの憧れなんですよ」と言っている。
ベンチでは外国人の夫人が本を見ながらデザインを考えていて、だんなさんは、私の仮縫いの様子をときどき見ていた。

お姉さんとおばちゃんは、まち針をで、仮縫い状態の服を、どんどん形作っていく。

(あり?体の線ぴっちりだな・ってことは、これ以上太れない?いや、その前にパーティーの席で何も食べられない?)
「なに?緩いの?」と店員が聞く。「いや、きつそうで心配なの」

正直、すっかり英語を忘れた頭では、自分が伝えたい事を適切に言う言葉が出てこないのだが、「MORE WIDE」(緩くして)「TOO TITE」(きついよ)「MORE SRIM」(細くして)と、めーいっぱいMOREとTOO、WIDEとSRIM、LONGとSHORTの単語を駆使してサイズ調整をしてもらう。

なかなか良い感じなのだが、布が硬いせいか、ワンピースの方はギャザーが今ひとつわからない。
あと、体にピッタリ作ろうとしているのはわかるのだが、これでは食事が思いっきり食べられないのではと不安。
それ以外にも、スタッフのお姉さんの方が、ここは下げた方が良いとかアドバイスしたりで、どんどん形が変っていく。
30分ぐらいは仮縫いでのサイズあわせをしていたのかなぁ。なんとなく良い感じ。(…とこのときは思ったサ)

オーダーメイドの結果

旅行の行程と、時間が前後してしまうのだが、15日に出来上がった服を貰い、でも、その場で見るのは怖くって日本で開けてみました。

結果を言うと、ワンピースのギャザーが、布地と今ひとつマッチしなかったのか、ジャケットとあわせると、そのままではボリュームがありすぎるので、治すか工夫して着なくてはいけないかも。(最終的には、母親に手直しをしてもらった)

いや、きっとお店の人の言うとおりに作っていればおそらく良かったのだと思う。私の相談に乗ってくれたデザイナーさんのセンスと理解力はかなり良い。

自分が気になるところとか、希望を云うと、それにマッチングするようなアドバイスをくれる。それが的確。
ノースリーブドレスについては、それをご飯をいっぱい食べたいとか言ったのが失敗部分の原因。
上着も仮縫い時にサイズ直しをしてもらったけど、すごく気に入ってる。

それと、私が選んだ黒という色が、布がたくさんあると言われるジムトンプソンでは1種類しかなく、思ったより固い布で、さらに裏地がついた状態を、仮縫いの段階では想像できなかったのも影響しているんだろうな。とにかく、できて見ないとわからに節もある。

前にジムトンプソンは仮縫いを何度もするのでピッタリのを作るし1週間かかると聞いていたが、3日でできることを考えると、おそらく、滞在期間が短い観光客にあわせてその行程をはしょるようになったと思われる。
おそらく、気に入るものを作ってもらうには、1週間ぐらいかける方が良いのだろうが、じゃぁ、1週間か3日かどちらか好きな方を選んでと言われたら、きっと3日の方を選んじゃうだろうな。
旅行前なら、採寸だけで、次の日仕上がっている店が見つかれば良いなと思っていたぐらいだし。

でも、もし、丁寧に作ってもらいたかったり、治して欲しいと思うなら、最初にそのことを聞いた上で、時間に十分ゆとりを持ったほうが良いかもしれない。

一番楽なのは、自分が好きなデザインのもの(実物)を持っていって、この通りにつくってっていうやつらしい。これなら失敗が少ないという。

ちなみに父親のシャツも良い感じ。母親のシャツは、柔らかい布で作られたものを針のある布で作ったので、 どうせお金がかかるのなら、いい加減に見本を選んだため、どうせならもう少し細かい注文を出したほうが良かったかなとかも思うが、こんなものなのかもしれないとも思う。布で見ているよりも仕上がったほうがいずれも良い感じだけど。

しかし、ここの既製品のシャツ、我が家の父にしろだんなちゃんにしろチンチクリンなのでかもしれないが、袖が長いんだよね。だから、体型に癖がある人には、オーダーメイドは有効かも。
レートもこのままなら、アウトレットなどでうまいこと布を見つけられれば、日本のデパートで買うよりも良いかも。

作られた服にはジムトンプソンのタグがあるのだが、シャツのオーダーメイドについてはボタンにまでジムトンプソンと書かれている。

布地について言えば、スリウォンのアウトレットも含めて、ジムトンプソンは、あるというイメージほどもない。
特に私が探していたような薄めでやわらかそうなのより、ハリがあるタイプの方が多いと思われる。

多いなと思ったのはアニタシルク(と思われる店)。何を使ったら良いのかわからないぐらい多い。
ただし、女性物しかオーダーメイドを受けないと言っていて、父親のシャツも作るつもりだったので、同じ店でオーダーしようと思っていたため、利用しなかったけど。

セントラルホテル(旧メリディアン)のマイファイはお店自体もそんなに広くなかった。が、そういうところでも、気に入るのが見つかればね。

添乗員をしている友達(タイでオーダーメイドをしたことがない)は、ジムトンプソンは高いって感じるらしいが、私からすると、出来上がり図が、自分が買った布地から想像できるようだったら、中途半端な店で、着られないものを作るよりも良いかぁって感じがする。
とりあえず(と言っても手を加えてしまったが)、布地も縫製もジムトンプソン製には変わりないわけだし。

高い服を作りたくて、布地も好みのものが見つかれば、またジムトンプソンでオーダーメイドするかもしれない。 だんなちゃんのシャツとか。今回はいじくりまわしてしまったドレスを、デザイナーさんに任せてリベンジとか。

でも、思うような布地がなければ、今度はアニタシルクと思われる店に行ってみようっと。

ところで…

私らばかりオーダーメイドをしてなんだから、だんなちゃんにもシャツを作るか、買ってあげようと考える。
ただし、問題がひとつ。だんなちゃん着るかなぁ。とにかく、1枚3800Bするシャツなので、着て貰えないなら買うのもなんだしなぁ。

この紳士シャツも、自分が想像していたよりもずっと少ない品揃えだった。その中で目をつけたのはぞうさん柄のシルクシャツ。
ってことは、なおさら着るかなぁ。普段着でも全然OKなんだけど。無地の方が着るかなぁ。でも、それもなぁ。

一番きてもらえるものを選ぶとしたら、アウトレットで買った布で1枚残っているのがあって、あれが良い感じなので、それかもしれないけど。

するとたまちゃんが「バンコク観光のときに寄れば?」と言ってくれたので、とりあえず、パタヤに行ってだんなちゃんに相談してからにする。
ってことで、4時半からスパもあることだし、タニヤ通りのファミマで肉まんを買い、ホテルに戻りました。

ホテルに戻ると

あの女からチョコレートが届いていた。午前中はすみませんでしたというメッセージと共に。
あの女はともかく、チョコレートには罪はない。ってことで、洗髪をし、チョコレートを頂く。

 

 
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