マダムY.の優雅なる日常

日本のコートダジュール、横須賀日本のニース、広島の呉で、瀬戸内海に沈むオレンジ色の夕陽を眺めながら暮らすマダムY.の優雅な日常生活をあなたに送ります。 好きなもの:えび

about マダムY.の優雅なる日常 98年にサイトを立ち上げたときから、残り続け散るコンテンツです。為になるようなことは1つも書いていません。

2012/05/12

第2販売員

所詮、素人が言っていることだし面白い話しでもないので、興味がない方は軽くスルーして下さいませ。


『POPは第二の販売員です』
っていうのを、社員教育の時かなにかに教わりました(たぶん)。


POPっていうのは、ご存知かと思いますが、お店屋さんに行った時に、商品の名前や値段、簡単な説明が書かれた紙のことです。
販売員に代わって、商品の値段や魅力を伝えるという役割があります。


ってことで、このPOPを販売員として擬人化して捉えてみる…


私は過去に販売の仕事をしていたんですが、自分は接客されるのが嫌いなんです。
特に、商品の事が何にもわかってない人なのに、やたらと押しが強い人だと最悪。
『私はプロですから』っていうんですが、そりゃ、販売員としては歴史は長いかもしれないけれど、商品知識がないものはそれ以前の問題。
そうじゃなくても、自分のペースで見たいし、わかんない事を聞きたいときにいてくれるっていうのが調度良い感じなのです。


かとおもえば、カリスマ販売員とかアイドル店員っていうのがいて、そうなると、そのスタッフと接するのが楽しみで店に行くお客さんもいるわけです。


そう考えたら、お客さんによっても、お店によっても、スタッフのお客さんへの接し方が変わるわけですね。
つまり、POP販売員のあり方も変わってくるってことまでは、なんとなくでもわかってもらえると思います。


それを踏まえたうえで、POP販売員さんにはスタッフとして、その商品の説明や魅力を伝えて貰わなくてはいけない。
『いらっしゃいませ~』『新しい商品がはりましたよ』『これ、面白かったですよ』『1200円ですよ~』
実働する人間に代わって、そんな会話をする。
これがPOPというものです。


POPに限らず、ディスプレイもそうだし、陳列の仕方ひとつにしてもそうだし、ブログ、SNS、あらゆる販売促進活動っていうのは、その為にあります。
最終的にはたくさん売れるようにって話しなんでしょうが、実働する人間に代わってその商品の案内なり、説明なり、アピールなりを行うという役割。


例えば、実際の人間が、対象となりそうなお客さんの家を一軒ずつ、こんな話してあるくわけにはなかなか行かないわけじゃないですか?
そうすると、文字で、映像で、音楽で、画像で、
『こんなのがありますよ~♪良かったら見て下さいね~』っていうのをお知らせする役割。
だから第二の販売員。


逆にそれがない状態っていうのは、スタッフが少ないお店みたいなものなのかもしれないですね。


何も、ガチャガチャと販促に励めっていうわけじゃないですよ。
その場その場に合った方法もあるだろうし、自分がいれば十分間に合う、お客さんもほっといても来るっていうなら、それで良いんです。


ただね、いろんな人に魅力を知って欲しいとか、足を運んで欲しいっていうのなら、第二の販売員さんに手伝ってもらっても良いんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?


この商品は売れるはず。
ほっといても魅力がある。それはそう。
でも、その商品が何処にあるのかがわからない人もいれば、
そもそも、なんだかわかっていない人もいる。
自分が知っている事を、相手が知っているとは限らないし、同じように魅力を感じているかもわからない。
でも、もし、その魅力が相手に伝わったとしたら、自分がそれを愛するように、同じように感じてくれる人がいたら、可能な限り、自らの手でそれを取ろうとするんじゃないでしょうか?
売れない…ぼやくとしたら、それをやってからの話しですよ。


ついでなので…
話を少し戻します。
私はあまり接客が好きじゃないと書きました。
童顔だったので、押しが強いタイプの人に言い寄られやすいんですよ。
しかも、間違った事平気で行っている癖に、売り付けようとするのにムカついてウンザリするパターンが多いんです。
勿論、そんなスタッフさんばかりじゃないし、本当にこちらの為になるような事を教えてくれる方もいるし、そういう人まで退けたいとは思わないし、尊敬もする。


私は、どこか、売れないなら売れなくて仕方がないやって思うところがあるんですが、本来、販売員さんって売らなくちゃいけないわけだし、実際、やっぱりよく売れるのって楽しいんですよ。気持ちが良い。
だから、売りたいし、売れたら嬉しいと思うのはわかるんです。


でもね、それでもし売れたとしても、お客さんがうんざりしてしまった場合、2度とその人から買おうとは思わないんじゃないかな。
私だったらお店に近寄らないし、今時なら、ネット上で愚痴りますよ。
まぁ、その前に納得いかない事されたら、本人に言っちゃいますがね。
でも、日本人でその場で直接言うような人は少ないので、表面には出てこないし、むしろ、良い結果に見えているようで、知らないところで地盤が削られていくような状態っていうパターンが多いと思います。これ、すごく怖いですよ。


そうなると、売れりゃあ良いってもんでもないんだと思うんです。
やっぱり、お客さんが納得してなんぼっていう話しで。


何が言いたいかっていいますと、
接客にしろ、販促活動にしろ、お客さんはよく見ています。
見ていなくても、向こうに透けて見えるものや、疑問や違和感を感じたりすると、売り子さんがどう思っていようが、気持ちが冷めてしまうのがお客さんです。
口コミがやらせだと思ったら、実際の商品の良し悪しに関係なく冷めてしまったり、その売り方が商品のイメージにすり替わってしまう人がいる。
そんなもんです。


そこを踏まえて、自分の仕事や愛するものの魅力をどう伝えて行くか。
営業にしろ、第二の販売員さんにしろ、それが役割だし販促のお仕事なんだと思います。
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