リーダー論
もう、今は活動していない某スピサイトから持ってきました。
リーダーとは、「命令する人」ではありません。謙虚に、素直に、人の意見を尊重しつつ、自分の夢を語り、一番いい方向に持っていける人です
と、そのサイトにいらっしゃったドSな神様が言うておりました。
例えばオフ会などをするとき、いろんな意見が飛び出します。
呑み放題は、お酒を飲む人にとっては気楽で素敵なシステムです。
が、お酒を飲まない人にとっては、そのために会費が高くなるのは納得行かないという人がいます。
でも、そんな気持ちは、飲み放題賛成派にはなかなか伝わりにくい。
その気持ちが想像できれば、まぁ、わからんでもないなという思考の余裕が生まれるのですが、
その気持ちが想像できない人は、どうしてそれが不満なのかわからないし、場合によっては、相手の我儘にしか感じられないのです。
自分がリーダーなのだから、私の指示に従ってください。
リーダーには責任があるので、それはある意味正しいのです。
でも、それでは人がついてこない時がある。
部下がわがままだから?
確かに、自分の思い通りにならないとプイっとする人もいますよ。
でも、人ってそんなにバカじゃないのです。
単純に、みんなが納得していないからっていう話なのです。
利害関係など、なんらかの事情があれば別ですが、そういった柵がない場合、
自分の意見と違っても、納得できる内容なら、相手はしぶしぶでも動くのです。
けど、それがないまま、さぁ、動きましょうと言ったところで、物事を進めようとしても、うまく進まないのです。
でも、話せばわかる?大人だから通じる?
実は、納得させるという作業が一番大変だったりします。
例えば、相手にない概念や想像できない考えを伝えようとするとき。
指示されたら仕事をしますという人に、自発的に行動してくださいとか。
基本的に、その人の思考にないことっていうのは、その人が必要だと感じていない存在なので、何故それが必要なのか???ぐらいから話が始まります。
それと、自分の意見と他者の意見がかけ離れているとき。
自分と同じ意見の人とは、やりやすいのです、誰でも。それでも、自分と相手の考えは同じだろうと捉えてしまうと、厄介な問題を引き起こしますが。
ちょっと関係ないですが、仲良くなったと思った友人が、どんどん離れていくのは、上のような原因が多いです。
相手は自分とは別の考えを持つ人ってことを忘れちゃうんですね。
で、自分と考えが近い人やどうでもいい人は、自分の意見に賛成してくれるのですが、そうは思わない人は、異議を唱えたり、抵抗したりします。
ラーメンを食べたくない人に、自分が食べたいからと、全員のお昼をラーメンに決定したから従えなんてこと言われたら、はぁぁぁぁ?ふざけんな!っていう人が出てきても不思議じゃないっていう話です。
で、自分の理想というのがあると思うんですが、その通りに物事が進むのがベストですが、時にはそうならない場合もありますね。
そうすると普通は、希望することから優先順位をつけて、変更したり調整するものなのですが、その作業が自分で考えた結果なら、自分の意見が反映されているので納得できるのです。
しかし、他人が係ると、他人に妨害されているような気持になるのですね。
すると、どっちも譲れないと言い出して衝突するか、相手に譲り倒して空しくなるかっていう状態に陥ることも。
でも、本当は違う意見が出たからって、共存できないわけじゃないんです。
お互い優先順位を決めて、譲れないポイントをはっきりさせたり、譲れるポイントを融通しあったり、すり合わせたり、妥協案を作ったりするものなのです。
自分の思い通りに進めたいと思うことも、不本意なまま相手に従うことが空しいのも、自分も他の人も同じことなのです。
それがわからないと、どちらも反発しあったままになるんだと思います。
なので、自分の意見を伝えたり、相手の話に耳を傾けたり、考えを確認したり、お互いの調整することが大事なのですね。
で、リーダーが「私の指示に従ってください」と言ったとき、
みんなが納得している状態と、反発している状態、どっちがうまく事が進むかっていうことだと思います。
中にはワンマンで、自分の意思で引っ張り上げる人もいますが、大抵は自分の思い通りにしようとすればするほど、どんどん、自分の思いとは逆の方向い行ってしまうのです。
その状態は、綱引きしているようなもんだからね。
でも、言い換えれば、それができれば、誰でもリーダーになれるんだとも思います。
上に書いたドSの神様。
私は直接彼の声を聴くわけじゃないのでなんですが、私の知人に、リーダーをいっぱい作りたいと話したそうでございます。
サイトが閉じられてからはお呼び出しがないので、どこで何をされているかわかりませんが、彼のことなので、こんなトラップをあっちこっちに仕掛けまわっても不思議じゃありません。
これを読んでいる方で、すでに一国一城の長でいらっしゃる方には無用な話だとは思いますが、もし、そうではない方で、彼のトラップに引っかかることがあれば、ちょいとこの話を思い出してやってくだされば幸いです。



