マダムY.の優雅なる日常

日本のコートダジュール、横須賀日本のニース、広島の呉で、瀬戸内海に沈むオレンジ色の夕陽を眺めながら暮らすマダムY.の優雅な日常生活をあなたに送ります。 好きなもの:えび

about マダムY.の優雅なる日常 98年にサイトを立ち上げたときから、残り続け散るコンテンツです。為になるようなことは1つも書いていません。

2014/02/06

新春朝しぼりと薬膳という考え方



カメラが行方不明です。落としたのかな?
ってことで、ISOROKUに行った話はちょっと後回し。
昨日は、体調すぐれぬ中、立春朝しぼりなるお酒を頂きました。


いや、体調が悪いなら呑むなよって言う話ですよね。
私もそのつもりでした。
でも、朝しぼりだよ~。翌日になったけど、でもまだ絞って間もないよ~呑みたいじゃん、一口だけでも。


それに、スーパーに行ったらうるいが『食べて!』って言ってるし、明日葉見つけちゃったし。

だから一口だけ。

…のつもりでした。


昨日の肴は天ぷらと、いわしめんたいと、うるいのマヨ味噌胡麻和え。


先日、居酒屋利根に行ったときに、メニューに藻塩の天ぷらなるものがあったのですが、用意できないと言われ、だんなちゃんがそんなに食べたいなら、家で作るかという話になりました。


明日葉は体にいいから。
名古屋の実家では自生していて、天ぷらの定番で、うまいのです。

ついでにたらの芽。こごみとか、蕗の薹も欲しかったんですが、今回は我慢。




いわしめんたいは、節分用に買ったけど食べ損ねていたので。




お酒は山口の五橋、広島の賀茂泉。どちらも立春朝しぼり。

一口だけね。一口だけ。


土曜日あたりから、ずっと調子が悪かったのです。
それでもって、この間、気分よく家に帰ってから、台所で寝て体を冷やして一気にダウン。
それでも、回復したけど、お酒呑めるほどではないというのか、
あとから少し話をしますが、昔、死にそうになったので、できるだけ胸痛があるときは呑まないようにはしているんです。
まぁ、できるだけ…ですが。


ところで、命をいただく…食べ物に対する感謝の言葉でよく言われますね。
相手の命を頂く。

私の場合のそれは、相手の命を犠牲にするというより、命を助けてもらう、というのか食べ物に救われることが多いのですが、今回もそんな感じ。

食べ始め、呑み始めたら調子がいい!
というのか、ほぼ治った!
それでも、少しはブレーキを踏みつつだけど。

…ってことで、
最初に頂いたのは、五橋。
どちらのお酒も新酒の香りがするんですが、五橋はかなりしっかりした辛みと甘み。
苦みは辛さや甘さに隠れてしまっているのか感じなかったです。酸味は呑み重ねていく間に少しずつ。
それが、明日葉の天ぷらと合わせると、甘みが抑えられ、逆にキレが出てくるような感じでした。

一方、賀茂泉は対照的で、変な癖がなくさわやか。甘みも抑えられ、自然な辛みとほのかな苦みで、早春らしい味ですね。
どんどん飲めちゃう感じです。


いやぁ、呑んでよかった。

昔、暴飲暴食が続き、胸がなんとなく痛いなぁ…と思いつつも、呑みに行っちゃって、しかもはしご酒。たぶん、店(酒と肴)もあまり良いタイプじゃなかったと思います。

その夜中、とにかく胸が半端なく痛い。救急車呼ばないとダメなレベル。
しかし、いろいろ考えて呼べなかったのですよ。
だんなちゃん、今日から出向だからまずいだろうとか、夜中にご近所迷惑だろうとか。
その時は、何かの思い付きで梅干し食べておとなしく寝ることに。

次の日は名古屋への移動日になっていて、このままこの家で一人でいても良くないからと、連絡先などを記入した紙をもって新幹線に乗り込み、親にも、定時につかなければ探すようにと言いながら向かいました。
何とかたどり着いたのですがね。
しかし、その新幹線が出口付近で人が移動するたびに冷たい風にさらされ、風邪でも拾っちゃったんですかね。
名古屋にたどり着いてから熱がどんどん上がり、40度も突破。

救急でない限り、病院に行っても、初診で待たされる間に死んでしまうと思ったので、行かなかったんですがね。
夜中になって、救急病院に連れて行こうという話になったのです。

それなら仕方がない…が、その前に、もずく酢とらっきょを食べさせてもらうことにしました。

たぶん、昔テレビで見たもずくとらっきょの情報がそれぞれ、頭の隅に残ってたんだと思います。
なので、買い物に行くときに買っといてもらったのです。
根拠はありません、らっきょも、もずく酢もどっちも思い付きです。

で、食べたら、本当に数分で5分ずつ熱がストンストンと落ちてゆく。
耳も歯茎も腫れている状態だったんですが、腫れがあっという間に引いて行く。
結局、そのまま薬も飲まずに治ってしまいました。

でも、私にはよくあることなんですよ。
大やけどしたときの抗生物質がきつくて、フラフラになった時、何か飲もうとたまたま手にした乳酸菌飲料を飲んだら、症状が消えたとか。
暑気にやられたのか、その後一人で病院にも行けず、1週間以上寝たきりだったのに、シナモンの効用を思い出して、シナモントーストとシナモンミルクティーを頂いたら、5分で治ったとか。
体調最悪の中、友達との約束があって、夕飯に沖縄料理を頂いたら全快とか。
考えたら、幼少のころ、いつ死んでもおかしくない虚弱体質な私が、カレー好きで漢方薬の塊であるカレー味の物ばかり食べていたというのも、理に適ってるんでしょうね。


だからと言って、自分の中でもそれが必ずマッチするという事もなく、似たような状態でも、マッチしないという事もあるので、おすすめできるとは言えませんが、食べて治るという事が、割とあるのです。

食べ物や飲み物が人の体を作っているのだから、当たり前と言えば当たり前ですが、食べ物ひとつで毒にも薬にもなる。

私が好きなことに野菜作りがあるのですが、自然というのは、自分たちの予想で扱えるものじゃないんです。
けど、植物って、自然や私たちがしたことに正直に育つ。
芽を出す条件になったと思えば、芽を出すし、土を肥やしてやれば、豊かに育つ。甘やかせば、へたれる。
同じトマトで、見た目が変わらないとしても、本当は全然違うのを体は知っている。


だったら、できれば、いいものをおいしく食べた方が良いですもんね。


お酒を呑むのも同じこと。
良いお酒があって、優しい呑みかたがある。肴がある。
どうせなら、それに越したことはないですよね。

でも、やっぱり無理はしない方が良いと思います(反省)
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