室尾大節句祭
この時期になるとくれえばんに『倉橋町室尾大節句祭』の案内が出ます。で、ずっと気になっていたので今年は行ってみる事にしました。
だって、三谷春だし、単純に室尾に行った事がない場所なので行ってみたかったし、室尾節句祭も見てみたかったのです。
室尾はかなり遠いのですが無料送迎バスが呉駅まで来てくれるのです。なんていう太っ腹…と思っておりましたが、今回出かけてみて、なんとなく謎が解けたような…。
まず、室尾の大節句祭ですが、行っているのはどうも林医院というお医者様のよう。
この林医院っていうのは、上にもちらっと書きましたが、三谷春というお酒を作っている林酒造さんでもあります。それだけではなく、ネットで拾った情報からすると、この地域の空き家を買いつけてはグループホームを作ったり、介護を含めて高齢者ケア産業を展開している様子。
そういえば、今回の室尾大節句祭りも、新しいケアハウスのお披露目会も兼ねておりました。
他にも呉の繁華街でCLUB三谷春を展開していらっしゃいます。
そうそう、なんとなく謎が解けたっていうのは、ぼんやりと疑問に思っていた『太っ腹』さ。
以前、CLUB三谷春にお邪魔した時は、なんじゃこの太っ腹さは？儲からないんじゃないの？？？と庶民な私は思ったものです。
室尾大節句祭も同じく。送迎バスまで出してくれる大盤振る舞いは何？
12時に呉駅を出発。林医院の車で、会場まで連れて行ってもらいました。
今回は、室尾まで行かず、バス停で言えば桂浜温泉の次に位置する新しいケアホームが会場です。
受付をすると、三谷春のお酒を粗品に下さいました。
折角なので、新しくできた小規模多機能ホーム『常夏の家』も見学。別棟には認知症対応グループホーム蛍の家もあります。
こういう施設は初めて見学したんですが、共同設備におかれたテーブルやいすは単に置きましたっていう無機質な感じではなく、優雅なフォルムの家具だったのでちょっとびっくり。
その後、お外に出たらどうぞお召し上がりくださいと、焼きそばやおでんやタコ焼きが、ビールやジュースや三谷春も無料で振舞われておりました。
それだけじゃなくて、振りそで姿の綺麗なお姉さんたちが、お抹茶も立ててくれる。
出されるまま頂いていると、LIVEが始まりました。
演奏するのは林医院の職員で結成された『プリティマーメイズ』というバンド。リーダーは林医院長自らされているようです。
そして敷地内にはゴージャスで手入れの域届いたオープンカー。
わかりました。CLUB三谷春は三谷春のアンテナショップでも何でもなくて、おそらく医院長のバンドの活動の拠点、庶民からするとお金持ちの道楽なのでしょう。
『…小規模多機能施設を新しく作ったわけですが、今後、ここから下の土地も買い取り、滑走路にして、ここから飛行機が飛べるようにしたいです…みなさん、今日はエイプリールフールですよ』
って、リーダーのプリンス医院長は仰られましたが、全然、エイプリールフールには聞こえません。
私たちは帰りのバスを待たずに、少し早目に会場を後にしたのですが、その後餅まきも行われるようで、たくさんの人が車でやってきたようです。
さて、三谷春。
焼きそばとおでんを頂くときに、頂いたんですが、おいしかったですね。
日本酒らしさも残しながら重さはなく適度なボディで呑みやすい味。とてもバランスが良く、素直においしいと感じるお酒でした。
で、今回は結局、室尾まで行くことはなかったのですが、アクセス的に行くのが少し大変ですが、古い町並みが残る地域のようなので、行ける機会があったらやっぱり一度行ってみたいなと思っております。
林酒造株式会社
住所： 呉市倉橋町11777
電話番号：0823-54-0310.
