広島だらりんこ酔夢譚

広島生活雑記

どこで暮らしても、観光気分が抜けず。
だんなちゃんの仕事の都合で、2009年の夏から期間限定で(のはず)2度目の広島生活が始まりました。
私が住んでいる呉や、広島県周辺のの出来事をだらだらと書来連ねています。

2014/01/29

蓬莱鶴 白島ろまん



広島市のマンションの地下で『奏』という美味しいお酒を造ってるのが蓬莱鶴の原本店。

その原本店と白島町の皆さんが白島町おこしプロジェクトの一環として、安佐北区という所の田んぼを借りて育てたひとめぼれだけを使って作ったのが白島ろまん。
限定400本のお酒なのですが、ひょんなところから我が家にいらっしゃ~いました!!

ひとめぼれのお酒なんて飲んだ記憶がない。

ってところから、なんとなくイメージで食材集めて晩酌♪



料理はこんな感じ。おいしそうじゃなくて済みません。

さて、肝心のお酒ですが、さすが蓬莱鶴、狙いどころが良いですね。


余計な香りがせず、口には含んで初めて風味を感じる…と言っても、最初の一口は、水のように癖がなく澄んだ味に『ほへ?』と一瞬思ったほど。水っぽいのではなく、突出する風味がなくて水の如しって感じでございました。

特徴は酸味ですね。かなりしっかりしています。呑み進めていく間に辛みが積み重なっていきます。甘さ控えめで程よい苦みもあります。
故にとってもすっきりさわやか。
日本酒らしい日本酒が好きで、酸味が苦手な人や、華やかな香りを求める人には向きませんが、微かにお酒の甘い香りがする以外は、邪魔な香りがなく、程よいボディーがあり水っぽくなく、スマートさと微かな甘みがあるお酒なので、日本酒としても、日本酒ってことを忘れてもおいしいお酒だと思います。

冷蔵庫で15度ぐらいに冷やして、後はテーブルに置きっぱなしで頂き、少しだけ燗も付けてみましたが、これぐらいが適温じゃないか?と思います。


さて、料理との相性ですが、

一番相性が良かったのは、牡蠣と塩昆布とネギとしめじのバターホイル焼き広島レモン掛け。

呑む前に勝手にお酒の味をイメージしたとき、真っ先に浮かんだのが牡蠣と脂がのってるけど臭みがないような鰤刺身と焼き藻塩ネギだったんですが、それ以上にホイル焼きは相性が良かったですね。

このお酒の特徴の酸味といい、他の味も含めて、凸凹ぐらいにおさまりが良い。

そして焼き藻塩ネギ!!with藻塩
このネギのとろっとした甘さとコク、シンプルな味はお酒との相性がいいですね。

鰤刺しと大トロの場合は、肴の脂をお酒が切ってくれる感じ。

本当は穴子か鱧が良かったんだけど、120円だったのでほごメバルの煮つけ。これは無難な相性どまり。

広島の酒に意外と相性がいいのが富山の蒲鉾。
で、これをあおさ入りの衣であげて塩で食べたんですが、衣の脂とかまぼこの旨みとシンプルな味は相性がいいですね。

一方、レンコンも同じ衣で揚げたのですが、こっちはえびのすり身や鶏ミンチを挟んだ方が良いかもしれません。
 
ゆでた菜の花とマヨネーズ

合うのか?と思いましたが、菜の花の苦味と酒の苦味が同化するのか、お酒が持っているやさしい甘さが引き出される結果に。

広島倉橋島のトマトとモッツァレラチーズと藻塩

無理に用意するほどでもないですが、そこそこ合います。下手な甘いワインと合わせるよりは、こっちの方がしっくりきます。

辛さや酸味が特徴で、心地よい苦みがあるお酒なので、味付けが濃いものよりはシンプルで、膨よかなうまみやコクを持ったお料理の方が相性がいいですね。
スマートでバランスが良くて、食中酒にもってこいだと思います。とってもおいしいお酒でした。

白島ろまんについて
参照:http://www.hakushima.net/hakushima-roman

株式会社 原本店
公式サイト:http://www9.ocn.ne.jp/~hourai/
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