どこぞの空の下~旅行のはなし

主に日本国内のあっちこっちに出かけた記録です。

2011/10/29

広島フードフェスティバル その1



広島のメジャーイベントの一つ、フードフェスティバル。
地産地消をテーマに広島城周辺で行われるイベントなので、大部分が広島県内からの出展になりますが、充実ぶりは半端ないと思います。

…っていうか、行った事がない人は規模が想像つかないだろうから、とりあえず図説すると↓


って感じ。

でも、私の勘違いじゃなければ、10年ちょっと前にアリーナで行われた県内のおいしいものを集めた物産市が最初だと思うんだよね。
それでも、十分、すげぇぇ~~と思ったけれどさ。
それが、広島を離れている10年ぐらいの間に、お城を囲むぐらい巨大化したって感じ。

この状態を見れば、広島県民がどれぐらい楽しみにしているかご理解頂けるんじゃないでしょうか?


会場到着は10時少し前です。オープンは10時からとなっていますが、実際には、お客さんが徐々に集まっていて、とっとと始まっています。

って事で、私たち早速、てっぱんグランプリの会場に行ってみる事にしました。

てっぱんグランプリっていうのは、広島県各地の物産や特色を活かしたご当地お好み焼きを競うものです。
去年優勝したのは府中焼き。
今年は、廿日市、広島、坂、呉、竹原、三原、尾道、庄原の8か所がエントリー。

各地の特徴等はこちらをご覧ください。


チケットは4枚つづりで500円。一番上が投票権になっています。

チケット1枚につきお好み焼き4分の1枚サイズと交換できます。
2セット持っていれば、8か所性はできるってことですね。

って事で、だんなちゃんと2手にわかれて8枚GETしました。



この頃はチケットを購入するのも、お好み焼きと交換するのも、待ち時間は長くて数分。殆ど待ち時間なしで交換できる状態でしたが、その後あっと言う間に長蛇の列になったそうです。



上段左から、庄原 呉 竹原 尾道、下段左から
坂 廿日市 広島 三原です。

で、食べた感想は以下の通りです。

【坂】
だんなちゃん:さっぱり目。インパクトがうすい。
私:皮がもちっとしています。これが少し食べにくい。
味は薄めでさっぱり。でもうまみはそれなりにあると思う。

【広島】
だんなちゃん:時間がたったせいか、水っぽい。
味は悪くない。焼きたては美味しいかも。
私:広島では一般的なので、これといて何かを思う事はないのですが、
結論として、オーソドックスになるほど、人々に親しまれている味とも言えるのだと思いました。

【庄原】
だんなちゃん:マヨネーズの味が勝ちすぎているようなきがする。
ご飯が入っているが、思ったより美味しい。
私:おいしいんだけど、
マヨネーズとポン酢がちょっと勝ち過ぎて、お好み焼きの味をサラダドレッシング風味で壊してる感じが…


【竹原】
だんなちゃん:美味しいけど味に変化がない。鰹節がパサパサする。
私:鰹節のもさもさ感がよろしくないけれど、味は好み。っていうか、豚肉のところを食べたらおいしかった。
味は音無し目。

【廿日市】
だんなちゃん:麺がぱりぱり
かきが濃厚
私:キャベツが大きくてちょっと気になる。
牡蠣の味は立派で濃い。
ただ、それを個性と取るか、癖と取るか…。

【三原】
だんなちゃん:蒟蒻やタコが入っている。
醤油味で、卵がふわふわ。だが、お好み焼きではない?

私:食べた場所によるんだろうけれど、醤油味の目玉焼きの味。
おいしいとは思うんだけど、お好み焼きという感じは少ないかな。
こんにゃくは良いとして、大きさはどうだろう?

【呉】
だんなちゃん:細うどん入り。モッサリしている。
ピリ辛味噌があまくてちょっと

私:なんだろう、食べた瞬間、違和感を感じる味が。
単純に辛いとかそんなんじゃなくて、味噌の成分(味)なのかもしれないけれど、
たぶん、辛いみそと他の食材とマッチしていないからだと思う。
細うどんと辛いみそをしっかりマッチさせたうえで、お好み焼きの味の構成を考えたら
もっとおいしくなる気がするんだけどなぁ…
地元だし、去年、結構良くって期待しただけに、今年はがっかりかな。

【尾道】
だんなちゃん:普通のお好み焼き。
砂ずり入っているが、主張できないのはソースが強いせい?
私:砂ずりが入っているらしいけれど、ソースの味が濃くて普通のお好み焼き(…っていうかお好み焼きソースの味?)に感じる。


で、結局、だんなちゃんは廿日市へ、私は竹原へ。

このイベント楽しいんだけど、
これが、とってつけたご当地お好み焼きではなく、その土地に馴染んだものならば、やっぱりその土地で、いつものように作られるのを食べた方がおいしいかもしれない。

手作りだから、たまたまバランスが崩れるっていうのもあるだろうけれど、
作り手さんの重いが強すぎて、味のバランスを崩すこともあるのかな?って感じ。

そう考えると、オーソドックスな広島焼きっていうのは、やっぱりスタンダードになるべく力があるんだなぁと実感。
っていうか、周りからもそんな声が聞こえていた。

考えたら、去年優勝した府中焼きも、ずっと作られて、食べられてきたもので、
普段の生活の中で、おいしいだの、まずいだの…って話しを繰り返した末にあるお好み焼きなんだよね。

突如現れるスターもいるかもしれないけれど、ご当地の味って、そうやって、段々とできて行くのかもしれない。

でも、この大会の良いところもたくさんあって、少なくても坂のお好み焼きは、去年のピタパンもどきより、ずっとおいしくなっていた。

優勝は庄原。これはわかる気がする。

ちょっと個性的。で、意外とおいしい。そして、お好み焼きとして成立している。

後は、去年2位だったという優勝にかける執念があったからかも。

最初からうまく行ったことには越したことがないけれど、でも、可能性がたくさんあるっていうのも悪くないと思う。
そうやって行くうちに、ご当地の味ってできるんだと思う。
誰かが作るもんじゃなくて、その土地に馴染んでこその味だよね。



食べ終わる頃には人が溢れていて、身動きも大変な状態だったのでございます。

続きはこちら

ひろしまフードフェスティバル2011
公式サイト:
http://www.rcc.net/event/foodfestival/2011/
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