アルテシアナイトの食堂車

ヨーロッパの合理化が進む中、アルテシアナイトの食堂車では、流れる車掌の景色を眺めながら、昔ながらのフルコースが味わえます。
のようなことが、紹介文によく書いてある。
それならば行かなくちゃ。ってことで、電車に乗ってすぐ、係の人がオーダーを取りに来たのでお願いした。
『9時になったら、食堂車に来てね』
電車が8時33発なので、動き出したらあっという間に9時ってことで、食堂車に向かう。

サマータイムってこともあるけど、9時頃はこんな感じ。


料理はパスタ、メイン、デザート、コーヒーという流れらしい。
最初に飲み物のオーダーが来て、後はメニューを見ながら選択。
ワインはルンガロッティ・Rubesco Rosso di Torgiano。
といっても、なんだかわかって注文しているわけじゃなく、てーぶるにあった赤ワインでございます。
パスタは2種類の味付け、バジルとポモドーロから選ぶ。
メインは、チキンと野菜、或いはターキーとモッツァレラチーズと野菜の2種から選ぶ。
デザートはドルチェか果物。食後にコーヒーといった感じ。
ワインを飲みながらグリッシーニをカリコリ。
食堂車を担当するお姉さんが、パスタを運んで皿に盛って行った。
たぶん、私とだんなちゃんは別々のパスタを頼んだと思うのだが、なんかしらん、同じパスタが来た。

流れる景色。反対側の車窓は夕日がきれいでした。

給仕するお姉さん

盛られたパスタ。あっさり目で悪くない感じ。
メインは私がターキー、だんなちゃんがチキンを注文したのだが、ターキーを見たとたん、眠気だのなんだので、気分がチキンになってしまったので、だんなちゃんに変えて貰う。
味は悪くない。くどくない鶏肉はメインとしてはターキーよりなんとなく淋しいのだが、この時の体調にはあっていたと思う。
野菜もおいしいと思うんだけど、どうもナスにアレルギー反応を起こしているようで、口の中がチクチク。

ターキー

チキン
その後、しばらく寝ていたらしい。
現地時間で夜の10時だけど、日本時間の朝の5時だもんね。(なんせ、飛行機で夜中に起きてから、おやつ食べたり、ゲームしたりで22~23時間起きている状態なのだ)
気が付いたら、だんなちゃんがデザートのバナナを食べていた。
果物1品かドルチェ(ケーキ)なので、ドルチェを選択。これもいい感じ。

エスプレッソを頂いて、ごちそうさま。
因みに、食堂車の向こうは売店になっていて、ここでも飲み物や軽食、お菓子を買うことができる。



食堂車の感想は、悪くはないんだけど、時差ぼけやら疲れもあるのか、すごくおいしいというほどでもない。
北海道から寝台で帰るときは、必ず札幌クラッシックを飲みながら、牛の煮込みを食べてるんだけど、そこまではいかないし、ギャラリーラファイエット辺りでお惣菜を買いこんで、部屋でワインを飲みながらっていうのも悪くないと思う。
だけど、貧乏旅行を目指してたり、何回もこの電車を利用することもないだろうと思うんだったら、これはこれで優雅な気持ちになれるし、こういうことにお金をかけるのも悪くないだろうと思います。



