パリ・リヨン駅
エールフランスバスのバス停から階段を上がってきたらリヨン駅です。
風景はヨーロピアンなんですが、臭いが…（立ちションフレグランス）。
リヨン駅に来たのは、今夜の夜行が隣の駅ベルシーから出る為。そのベルシー駅はフランス国鉄の６始発駅の1つだけど、何もないらしく、荷物を預けようにもロッカーすらあるのかわからないし、CDGからのバスが調度止まるので、リヨン駅に来たわけです。
ってことで、とりあえずはロッカー探し。
インフォメーションでも聞くが、うっかり間違った階段を下りてしまい、しばらくぐるぐる。やっとこさっとこたどり着く。
ところで、ヨーロッパは物乞いが多かったけど、自分たちがうろちょろした中では、この駅が一番多かったなぁ。
『小銭持っていないか？少しでも良いからお金を恵んでくれ。（こっちの反応を見て）…1ユーロでも良いんだ』
と、フランス語で言ってたんだと思う。
（その1ユーロがなくてコーヒーが飲めなかったんだからな）
『すまないが、フランス語はわからない』
20数年前、地球の歩き方6日国語会話で覚えた数少ないフランス語である。
『英語は？』
『英語もわからない』
こんな感じ。
ロッカーは大きな駅の隅の方にあった。
セキュリティチェックを受け、荷物をロッカーに預ける。72時間で7ユーロ。結構大きなロッカーで、これでだんなちゃんと私のボストンが入った。
コインロッカーです。
使い方は、荷物をロッカーに入れて、鍵（？）をまわし、お金を入れて、出てくるチケットを受け取る。
取りだすときは預けたときに出てきたチケットを入れると鍵が開く。
その次にしたのはバリデーション。
バリデーションっていうのは持っているユーレイルパスを使い始める手続きの事。
切符売り場にみんなと一緒に並んで、開いているブースに行く。
大きな駅だからかバカンスシーズンだからか、国鉄の駅はどこも混んでいて、結構時間がかかる。
『バリデーションお願いします』
『パスポートを出して』
っていうので、パスポートを渡すと、相手が必要な事を書いてくれる。
『予約してある電車の切符は？』
と係のお姉さんが行ったんだけど、
『予約なら既に取ってあります』
『だから、その切符を出してって言ってるんだけど… 』
はぁ、そういうことでしたかと、今日の夜の電車の切符を出すと
『ここには明日の日付を書くのよ（19時以降の電車から乗車券を使い始めるときは、次の日扱いになり、翌日も1日有効に使えるのだ）』
と、よっぽど不安に思ったのか、なんどもおしえてくれました。(因みに英語での会話）
これはやってしまえばなんてことないのだが、何せ初めての体験だったので、結構ドキドキものだったのから、やり終えてほっとする。
でもって、自販機で飲み物、お店でサンドイッチを買う。
お腹すいていなかったけど、美味しそうだったんだもん。
が、これが後々の自分たちを救う（？）とは
ケースの中にはおいしそうなパンが。香りもまたいいんだよなぁ♪
とても人気があるようで、ひっきりなしにお客さんが来てました。
その後、モビリスという切符を買う。
パリヴィジットでも良かったのかもしれないけど、ベルサイユまで行く切符の事が下調べではどんな塩梅かわからなかった為。
並んでいる間に、指差し会話の本をチェックして、『ベルサイユ宮殿に行きたいの。モビリス2枚ください』と伝える。
モビリスです。ゾーンと有効日数で値段が決まります。
この時点ですでに10時。
自分の予定では9時頃リヨン駅を出られるかなって思っていたんだが、空港でのバスの遅れが痛かったかなぁ…なんてぼんやり思ったりして。
まぁ、後になってから思えば、これぐらいの時間のロスなんて、かわいいもんだったんだろうがのぉ。。。。
