おさらの上(お料理)

なぜか料理本を見ながら作ると、全然違うものができてしまうという才能の持ち主です。
どこかで食べた物の記憶や頭に浮かんだ物を作っているので、分量・作り方は超アバウトですが、簡単に作れるものばかりです。
実験?一期一会?的料理レシピのおぼえがき。
2013/03/31

花見弁当と酒粕チーズ



呉は今、桜が満開です。ってことで、お花見。
しかし、お花見って言うのは体が冷えやすくもあるのです。

ってことで、毎朝お弁当は作っていますが、それとは別に、珍しく、モチベーションをあげて花見弁当を作ったので、自己満足でさらしたいとおもいます。


話を戻しますと、花見って言うのは、BBQ等で日でも囲んでいない限り体を冷やしやすいんですよ。
そうなると、お料理もお酒も、どこかで温かいものが恋しくなる。

お酒って一時的に体温を上げますが、実は体温を下げやすい食品。
その中で日本酒って言うのは一番体を冷やしにくいし、温めて呑むこともできる。


で、それに合わせるとなると、やっぱり王道の花見弁当と行きたいところなのですが、
温かい椀物でつまみに向くような…ってことや、私の休日の昼間から呑むのイメージが、BBQかフランスパンにチーズやフォアグラのペーストとかなので、こっち系で作ってみました。

牛はトマトベースの煮込みです。もも肉なので割とあっさりしていると思います。
トマトはオリーブオイルとたまねぎと酢とニンニクで合えるんですが、バジルではなく紫蘇に、
アボカドはわさび醤油合え、エリンギはバターポン酢という感じ。
それに蒸し鶏。これはウェイパーを混ぜたお湯で蒸しています。
後は焼いたフランスパン。

で、チーズ。

簡単に作るなら、クリームチーズをおかか醤油合えにするだけで良いつまみにまりますが、
華鳩さんから酒粕を頂いていたので、それを使って、ちゃっちゃと作ってみました。


酒粕チーズとなると、酒粕で1週間チーズをつけたものや、みりんや酒粕(+味噌)とチーズを合わせて作るものがありますが、
私はずぼらなので、酒粕を少々(20秒~)レンジにかけたものと、クリームチーズ、
それに味を見ながら白みそ(広島向原の少し甘めの味噌)とほんの少しの醤油を合わせて、ラップの上から混ざるようにモミモミしただけ。
おかか醤油とネギはアクセントも兼ねてだけど、主なる目的は演出用です。
ただ、チーズとおかか醤油やねぎ(あさつき)は相性がいいので、あるとやっぱり良いかもしれません。

※華鳩は甘めのお酒で、お味噌も広島の向原の味噌で甘めなので、その味が異なると、やはり甘みやコクが違ってくるかもしれません。
その場合はやはりみりんなどを足すと良いかもしれません。
因みにチーズは雪印北海道100(?)のクリームチーズを利用しています。


日本酒は千福の純米酒。広島は呉の酒で、変な癖もなく、日本酒らしいしっかりとしたボディが良いのですよ。


燗にも向くし、ボディが厚めなので、牛煮込みなんかと合わせても負けない。
でもって、ずぼら酒粕チーズと、私好みにゆる~~~~~く温めた燗と相性が良いのでございます。


私は酒の香りがむあっとするような熱燗がどうも苦手で、冷やして飲むことが多いんですが、
この間、福美人(広島・西条)を呑んだときも思ったのですが、広島で日本酒らしい、しっかりとしているけれど、変な癖のないタイプのお酒は、ほんの少し(俗にいう人肌よりも低い常温よりも少し高い程度に)温めると、あの熱燗のむあっとしたのもなく、味も香りもふっくらするし、適度な酸味も引き出されて呑みやすくなるし、体にも優しい(内臓を冷やしにくい)ので、いい塩梅だと思いますよ。
呑むタイプのお酒に酔って、ギンギンに冷やした方がいい~超熱燗(50度オーバー)まで異なるのですが、このタイプのお酒の時は、気が向いたら試してみてください。
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