お酒の話

呑んでいる最中に記憶が飛びますが、呑んだお酒の可能な限りの覚書きです。

日本酒をメインに、ビール、ワイン、泡盛を呑むことが多いです。

2011/09/10

ひやおろしを呑みほす会



本日は呉蔵元屋のイベント、ひやおろしを呑みほす会でございました。

ってことで、19時に日招きの里へGo!

本日のラインナップはこちら♪



華鳩 雄町純米吟醸 華鳩 貴醸酒(榎酒造)、うごのつき 純米吟醸 千本錦(相原酒造)、秋桜 吟醸(今田酒造本店)、千福 秋上がり 純米酒(三宅本店)、龍勢 八反錦、雄町、山田錦(藤井酒造)。
これ以外にも、竹鶴のひやおろしなども頂きました。

ちなみにひやおろしとは、春の華やかなお酒とは違って、少し寝かせて旨みを楽しむお酒だそうです。

本日は、榎酒造の榎さんがお見えになっておりました。って事で、乾杯は榎酒造の清盛のにごり酒。



来年の大河ドラマが清盛で盛り上がっている榎酒造。華鳩も有名ですが、清盛は昔から作っていて、早くから商標登録していた為、他では清盛という名前は利用できないとの事。
『清盛の夢とかそんなんは出てくるかもしれませんけどね』なんて、榎社長が仰っていました。


で、この清盛のにごり酒。清盛が呑んでいたのはこんなんじゃないかって事で、貴醸酒の手法で、平安時代のお酒をイメージして作ったそうです。アルコール度数はワインと同じぐらいの14度。濃厚甘口なお酒ですが、ここのお酒は、甘さに対して酸味の頃合いが良いので、重くならないのが好みです。ちなみに酒度(甘口、辛口を示す度数)は―53度。数字だけみれば甘口なんてもんじゃないレベルでございます。



次に頂いたのが富久長(今田酒造)の秋桜。
今回頂いた中では、割と控えめな味だったと思います。吟醸なので、上品な口当たりが、食事の始まりには良い感じなのかもしれません。



で、次がうごのつき。
最近、おいしい料理を頂くときは、うごのつきを思い浮かべる事が多くなってきました。
ほんのりと良い香り。とてもたくさんの味がするお酒で、その中で辛さが効いているのか、後味がスキっとした感じって言ったらいいのかな。

ちょいと遠回りの説明になりますが、以前、湯布院で泊った宿の食事が見事で、創作和食なんか特にそうですが、+して来たり、押してくるような料理が出てくると思ったら、隠す、引く美学みたいな料理を食べたとき、ああ、これが本当の日本食なんだろうな…って思った事があるんですが、うごのつきもそんな感じで、物足りないのではなく、飽きることもなく、ずっとおいしく頂けるって感じです(…と素人なのに言ってみる)。
特に今の時期のお料理には良い感じでございました。

ちなみに千本錦っていうのは、千福でも良く使われている広島の酒米です。

で、華鳩雄町純米吟醸。
こっちは、くっとしたコクと米の甘みが強いお酒です。榎酒造のお酒も、たくさんの味がします。
これはこれで、やっぱりうまいんですよね。

ひやおろしと言えば龍勢の八反錦、山田錦、雄町、三部作。毎年楽しみにしております。呉の街に来たときに、これを呑んだときの衝撃は忘れられません。



ただ、幾分、それと比べると、もう少し寝かせた方が、私の好みかもしれません。
自分が思う龍勢の味は誠実な味なんです。その分、年によってお酒に変化がある。そんなイメージで、今年はもう少し待ってみたい味で、前に藤井酒造の方が、冷蔵庫で1年ぐらい寝かしてくれると、またいい感じと仰ってたので、買って冷蔵庫で寝かせて楽しむのも良いかな?って気がします。



今回のダークホース(超失礼)が、千福の秋上がりです。
何でダークホースかっていうと、ぶっちゃけ、千福は呑んだ瞬間に二日酔いになるんですわ。
おそらく、私のアレルギーのせいかもしれないですね千福のせいではありません。昔はそんな事がなかったんですがね。まず、それが起きなかった。

で、何が良いって、このお酒、千福らしい味がするんです。
なんとも、ご家庭の団欒の頂点を極めた味ような味。これはこれでうまい。
サトウハチローが、晩酌しているのが目に浮かぶもん。こちらも千本錦。




竹鶴のひやおろしも頂きました。
竹鶴さんから前に聞いたお話しと、華鳩の会長さんから聞いたお話しの共通点は酸味。こちらは少し苦味?のある感じなんですが、私の中では華鳩の貴醸酒(古酒系)と竹鶴は秋深し…って感じのイメージなんですよ。けど、今みたいに残暑厳しい日の竹鶴もまた、いいもんだなって思いました。




そして、貴醸酒のひやおろし。
これは、もう、おいしく頂けちゃう感じですよね。女の人が好きな味ですもん。


でもって、じゃんけん大会があったんですよ。
ナント勝者は華鳩斗瓶取り山田錦大吟醸袋吊りという、なかなか呑めないお酒を手にする事に。
一発で負けました…。
が、栄光を勝ち取ったお姉さまが、とてもハンサムな方で、私たちに振舞って下さいました。
お姉さま、見ず知らずの私にまで振舞って下さって、どうもありがとうございました。

いや、720ml、5000円台ぐらいまでは買う事がるんですが、8400円もするので、躊躇するわけです。我が家で一晩で消えるわけですからね。

で、この味なんですが、今までに呑んだ華鳩とは全然違います。

なんていうのか、かわいくて優しくて大好きなお姉さんが、ふと大人の顔をした、なんともいつものように近寄れないような感じの、でも、とっても凛として美しい姿を見るような感じです。

〆は貴醸酒かけのアイスクリーム♪相変わらずおいしいです。

いやぁ、なんて大盤振る舞いの会でございましょう。のんちゃん(蔵元屋)、お電話ありがとう。

ひやおろしは、結構好きなんですが、さすがにこの辺りの酒蔵は半端なく多いので、ちょいと味見を…なんて言って、全部、まともに買って飲んでたら破産しちゃいます。
まぁ、そういう時の呉蔵元屋なんですが、このイベントは、それぞれの酒蔵さんの顔が見えてくるような会で凄く面白かったです。


おみやげも頂いちゃいました。ごちそうさまでした。


呉蔵元屋
住所:広島県呉市宝町4-21折本マリンビル3号館2F
電話番号:0823-32-5810

公式サイト:http://www5.hp-ez.com/hp/kurekuramotoya/page1
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