お酒の話

呑んでいる最中に記憶が飛びますが、呑んだお酒の可能な限りの覚書きです。

日本酒をメインに、ビール、ワイン、泡盛を呑むことが多いです。

2012/02/23

華鳩 純米生もと 無濾過生原酒 (榎酒造)




今頃になると、無濾過生原酒っていうのが出てくるんですが、これが好きでね。
華鳩のシリーズでは、その中の生もとが特にお気に入り。


で、写真からはわからないかと思いますが、これは今年のではなくて、去年の商品。
野菜室で1年間寝かせたものです。


因みに同じお酒を新酒で呑んだときの感想はこちら


華鳩の生もとはスローフードジャパン燗酒コンテストで、2009年2011年と金賞を受賞しているお酒です。


一番最初に榎酒造にお邪魔した時、12月の超忙しい時期にもかかわらず、会長さんが私の相手を2時間もして下さり、その時に、まさにBESTという温度で燗をつけて下さったんですが、その時の印象っていうのが、仕事が終わってお風呂に入った時に思わずでる『ほっ』という声のようなお酒なんです。
或いはおでん鍋の湯気。あのなんともいえない『ほっ』って感じ。
常温で呑むと、生もとらしい酸味とくせっていうのか、う~ん…華鳩が綾瀬はるかなら、生もとは『俺たちの旅』(昭和50年の青春ドラマ)あたりに出てきそうな、中村雅俊の横にいそうな、社会の風にも少し当たっていて、でもすれていない飾り気のない良いお嬢さんって感じかなぁ。(余計わからんっていうの) 因みに岡田奈々ではないよ。でも、ヒロイン?でもないかなぁ。(混迷)


まぁ、そんなイメージ(どんなイメージ?)の酒なんですが、この無濾過原酒となると、また違うんですよ。
生もとのお嬢さんが、キャリアを積んで行くようなふくらみがある。
あらばしりなので、最初はやんちゃ、でも娘さんらしい感じが出てきて、1年たった今はいい女。


口に含むと鼻に抜ける香りが良い。丸みがある味で、酸味もあるし甘さと苦みがあるけれど、甘さも苦さも嫌味じゃない。辛みがあって重くなりそうなのに重くならない。厚みが出てきて日本酒らしい味がするんだけど、上品。
燗をつけると更にふくらみが出るような感じ。


華鳩の中では多分、やっぱりこれが一番好きなのかもなぁ。


華鳩 純米生もと 無濾過生原酒

原材料:米(国産) 米麹(国産米)
アルコール分 18.3度
原料米:中生新千本(減農薬減化学肥料米)100%
精米歩合:麹米70% 掛米80%
酵母 協会701号
日本酒度 +1.5
酸度1.85


榎酒造

住所:呉市音戸町南隠渡2丁目1-15
電話番号:0823-52-1234
2012年は小売部門は休まずに営業するそうです。
平日 08:30 - 19:00
土日祝 10:00 - 18:00

公式サイトhttp://hanahato.ocnk.net/
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