お酒の話

呑んでいる最中に記憶が飛びますが、呑んだお酒の可能な限りの覚書きです。

日本酒をメインに、ビール、ワイン、泡盛を呑むことが多いです。

2012/03/07

雨後の月 にごり梅酒 (相原酒造)




先日、天満天神梅酒大会の発表が行われました。
1位は山形県米沢市の小嶋総本店から出品された『東光 吟醸梅酒』。そして2位が呉が誇る酒蔵の1つ、相原酒造の雨後の月のにごり梅酒です。


これは去年の夏、雨後の月を囲む会でごちそうになりましたが、『梅』酒って感じの梅酒なんですよ。


わかり難いですよね?


例えば、私が梅酒をつけるときは、米焼酎や泡盛で、一般的なご家庭だとホワイトリカーとか果実酒用のブランデーで、青い梅を使ってつけると思うんですが、それとは別物だと思っちゃってください。


相原社長が教えて下さったんですが、完熟した梅を凍らせて作ってるんだそうです。
梅を凍らせるっていうのは、私が作るような青梅の時にも使われる方法の一つですが、梅の味が出やすい方法だったと思います。


その方法で、香りよい熟した甘酸っぱい梅の味を純米酒と氷砂糖でギュッと引き出した上に、漬け終わった梅をペーストにして加えているというもの。


しかも、梅酒造りの王道、良い米の酒と、氷砂糖で漬けてる。
だから、変な媚びた味もせず、梅本来の味がギュッとした『梅』酒って感じの梅酒です。


※梅酒はつける材料の善し悪し、漬け方で本当に味が雲泥の差になるんですよ。


これを相原社長のもとで漬けたのなら、まずいはずがなかろうって感じ。


って、9か月も前に呑んだお酒の味の事なんですがね。
この梅酒、呑んだときに本当にびっくりしたんですよ。
ああ、私が梅に求めたものがここにある!!って感じで。


因みに写真は我が酒蔵野菜室にお住まいになられている梅酒ちゃん。
雨後の月は、勢いで呑むお酒ではないので、なかなか封を開けられないのですよ。
酒屋さんからすれば、呑んでまた買ってね♪ってところなんでしょうが。


で、今回の梅酒大会の件、相原社長は
『2位じゃだめなんです』
と仰ったようなんですが…


なんとなく言いそうな気がしてました。
妥協がなさうな感じなんですよ。
雨後の月はだからうまいし、自分の中では勢いで飲んじゃダメなお酒なのです。


1位のお酒がどんな味で、何がどうなって2位なのか良くわからないし、
雨後の月の梅酒として、この上があるのかもよくわからないのですが、
それならそれで、相原社長が、更にてっぺん取りに行くのを見たいような気もします。


それにしても、この梅酒、本当にみんなに呑ませてあげたい。
(でも、奢ってあげるほど甲斐性がございません。すみません)


因みに、呉の酒屋さんにはところどころ置いてあります。
私は呉蔵元屋で買いましたが、上田屋にもありました。呉そごうにはありませんでした(2012年3月7日現在)。
サイズ4合瓶で1575円だったと思います。


ネットでは楽天のほろ酔い倶楽部をはじめ、幾つかの酒屋さんで取り扱っていると思います。
が、確か、そんなに多く出回っているお酒ではなかったような気がします。(特に4合サイズ)
縁があった方は、ぜひ、試してみてください。


そうそう、千福のウキウキレモン
以前は、千福の三宅ギャラリーと東京の脱藩酒亭(千福のアンテナショップ)でしか取り扱いがなかったのですが、呉市内の酒売り場で見るようになってきました。
こちらもお勧めです。


相原酒造 雨後の月 にごり梅酒

リキュール酒

原材料:清酒(純米酒)・梅(南高梅)・氷砂糖・梅ピューレ

アルコール度数:9度


相原酒造株式会社

住所:広島県呉市仁方本町1-25-15
電話:0823-79-5008
公式サイト:target=new>http://www.urban.ne.jp/home/aihara/
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