スパークリングアジア微紅・龍勢の蔵生原酒 特別純米無濾過生原酒
世間一般的にはバレンタインデーなのでしょうが、
昨日はだんなちゃんの誕生日でした。
食事に出かけるという事も考えたのですが、次の日は朝早くから姪の結婚式で名古屋に向かうという事もあったので、家でご飯。
その代り、A5の和牛を奮発。
でも、残りは家にあったものの使い回しでお祝いです。
お酒なのですが、だんなちゃんは別として、今日はあまり量を呑む自信がなかったので、少量で、お祝い気分が盛り上がるものはないかなぁ…と考えていて、思い出したのが相原酒造の微紅。スパークリング系の日本酒です。
にごり酒ではなく、透き通ったタイプの綺麗なピンク色した微炭酸のお酒で、赤色酵母を使って醸した純米酒を、瓶の中で二次発酵させることで、自然に色とアワアワを生み出したお酒で、黙って出されれば、日本酒ってわからない。
ビールと同じように開栓すると、泡が飛び出てくるぐらいの発泡力があります。
味も、甘ったるさがなく、アルコール度も9度と低いので、そういう面でも日本酒って言われなきゃ気づかない人もいるかも。
ドンペリのロゼを意識して造られたお酒だそうで、和製ドンペリのロゼという人も、実際にいらっしゃるようなのですが、
なんせ、私が高級シャンパンやスパークリングを滅多に呑むことなんてなく、当然、ドンペリもドンペリのロゼも呑んだ記憶がないので、その辺は不明。
だからと言って、私が呑むレベルのスパークリングワインと一緒にしちゃダメなんでしょうが、
それに比べると泡も喉越しも滑らかで、日本酒らしさを感じないと言いながらも、そのなめらかさの合間に一瞬、ふっと日本酒らしさを感じるようなところがあり、炭酸はしっかりしているのに、上品というのか、日本人に馴染む気がします。
というのか、私は日本酒は好きですが、他のお酒も呑まないわけじゃないので、
日本酒が多様化するのには賛成ですが、別に日本酒がワインや他のお酒になろうとする必要は感じず、ドンペリが呑みたいならドンペリを呑めば良いじゃんと思いますが、微紅の場合、日本酒らしさがふわっと感じるからこそ、このお酒の魅力なんだと私は思います。
たぶん、その辺りに、日本人に馴染む気がするという感覚を感じるんでしょうね。
と同時に、日本酒のスパークリングの中ではドライで軽やかだと思います。
コスト面でOKが出ないかもしれませんが、飛行機やラウンジでのスパークリング、これだといいのにと思います。
せめて日系の良いクラスだけで良いので、これにしてくれないかなぁ。
折角なので、日本の良さをちゃんと伝えてほしい。
料理は、和牛ステーキ、太刀魚のムニエル、クリームバルサミコソースマッシュポテト添え、牡蠣のオイル漬け広島レモン添え、アボカドとトマトのサラダ。
お肉は難しいことを考えずに、単純に焼いています。
ムニエルにした太刀魚は水産祭りの残りのしっぽの方。
マッシュポテトをムニエルの下に敷いて、クリームソースとバルサミコをかける技は、横須賀(神奈川県)に住んでいたころに好んで行っていた横浜のスカイビルのランチの魚料理のマネっこです。
で、私はこれで十分だとしても、だんなちゃんは呑み足りない。
ということで、龍勢の蔵生原酒 特別純米無濾過生原酒を空けることに。
肴は富山干し柿とクリームチーズを刻んで和えたものを塩をトッピングしていないタイプのナビスコのプレミアムクラッカーで。
美味しいお酒だと思います。ふくらみもあるし、藤井酒造の好きな点の、おいしさと優しさや真面目さが伝わってくる感じの両立もある。
製造日は今年の1月になっているのですが、フレッシュさはあまり感じないというのか、
私はもう少し酸が立っているほうが好きかな。
新酒という点なら、去年の方が好みではあります。
が、だんなちゃんは酒として呑みやすいと喜んでおりました。
スパーリングアジア 微紅
酒米 非公開
精米歩合 60%
日本酒度 －25
酸度 4.5
アルコール度9.5度
相原酒造株式会社
公式サイトhttp://www.ugonotsuki.com/
Facebook：https://www.facebook.com/ugonotsuki1875
龍勢の蔵生原酒 特別純米無濾過生原酒
広島県産酒造好適米「八反錦」１００％
精米歩合６５％
日本酒度 ＋８．５
アルコール度18度
藤井酒造株式会社
公式サイトhttp://www.fujiishuzou.com/
