お酒の話

呑んでいる最中に記憶が飛びますが、呑んだお酒の可能な限りの覚書きです。

日本酒をメインに、ビール、ワイン、泡盛を呑むことが多いです。

2014/03/14

無濾過原酒 年魚市 純米吟醸原酒 720ml詰 袋入



愛知の山崎合資の純米吟醸 無濾過生原酒年魚市(あゆち)愛知米十割です。
あゆちというのは愛知の語源。あゆちの地名由来には諸説ございますが、私の実家辺りはその昔、三河と尾張をつなぐあゆち潟と呼ばれ、万葉集にも歌われたんだぞと、わが校の校歌に出てきます。

このお酒も、名前の通り愛知にこだわり、米は愛知県産の夢山水100%使用。これはこの間の大奥と同じですね。雨後の月の相原酒造もそうですが、人の手を使うことに拘った蔵のようです。


最近、山崎合資がおいしくなった…って聞くんですが、以前は、山崎合資のこのぐらいの値段は結構波があって、私はそこが面白かったんですが、呑んでみて、おいしくなったと言われた理由が分かった気が。


新酒の香りがほのかにあり、甘み、隠れた酸味、ピリッとした辛み、そして甘みと同じぐらいしっかりとした苦味。
あれ?これ、ついこの間同じことを書いたような…と思ったら、雨後の月にとてもよく似ている!!


雨後の月風のお酒は今まで何度も口にしてきて、雨後の月というのは超一流のバレリーナのようなお酒で、ありそうでない、できそうでできないお酒だなと思っておりましたが、西の果てと東の果てから、おいしいお酒に拘って突き進んだら、同じ場所にたどり着いたという印象。

肴は鶏と大根のマース煮、肉じゃがの残り、うるいのゴママヨネーズ和え、三宅水産の練り物(こちらでは天ぷらと言います)2種、あんかけ豆腐わさび添え、トマトとアボカドのスライス等。

抜群の相性を見せたのが、うるいのゴママヨネーズ。マヨネーズに『ゆかり』でおなじみの三島食品の胡麻和えのもとを少し混ぜたものがソースです。
生のうるいの若い青リンゴのようなさわやかさがこのお酒にはよく合います。
雨後の月の山田錦もこれにすればよかったかな?

その次があんかけ豆腐のわさび添えと三宅水産のエビの天ぷら。
あんかけ豆腐は鶏を煮ているときの出汁で豆腐を煮て、残りの出汁を少し整えてあんにしてかけています。逆に大奥では相性が良かった、煮物があまりマッチしません。

エビの天ぷらもそうですが、うまみがあるけれど、主張しない味のものと相性が良いですね。今の季節に良いお酒だと思いました。

無濾過原酒 年魚市 純米吟醸原酒 720ml詰 袋入

アルコール分17.5度
原材料名/米(国産)、米こうじ(国産米)精米歩合/60%
原料米の品種名/愛知県産夢山水100%
日本酒度/+2.0 
酸度/1.9 
アミノ酸度/1.4

山崎合資会社
公式サイトhttp://www.sonnoh.co.jp/
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