愛知万博(愛地球博)に42回ほど行った記録
+イギリス館 2005-08-03 (Wed)
(入場者:96937)

イギリス館本日もいそいそと万博。空いている間にGC3、4を見ておかねば…って云う焦りみたいなものが。万博にあと何回これるんだろう…と思いながら、スペイン館イタリア館などを経てイギリス館へ。

イギリス館を見学すると、木の葉の形をした紙の葉っぱをもらえるのだが、先着何人かは木製の葉っぱが貰える。この空き具合、もしかして?と思って寄ってみたら、木の葉っぱをもらえました。これは、建物の木製のパーティションの作成時に出た廃材。形は平凡だけどちょっと嬉しい。せっかくなので見学。

イギリス館 葉っぱ中に入ると庭があり、植物がいっぱい。ただ、ブリティッシュガーデンをイメージしていくと拍子抜けするけど、こういう庭があるパビは他にはないのでイギリスらしいのかも。


+イギリス館2 2005-08-03 (Wed)
(入場者:96937)

イギリス館中に入ると自然が科学に与えたヒントをテーマにした科学館にありそうな遊べる展示物があちらこちらに。振り子を揺らすと、それを追うようにスクリーン上の蜂が移動するのとか、指定された場所をうちわで扇ぐと画像上のまつぼっくりのかさがはがれ落ちていったり。
ちなみに公式ページ(すでに終了)によると、それぞれの展示物に次のような説明がありました。(長いので読む場合はこちらをクリックして開いたり閉じたりしてください。)

イギリスがインスパイアされた自然のデザインのいくつかを紹介

ハチの巣や昆虫の複眼。これらはみな、頑丈でエネルギー効率の良い六角形でできています。これを利用して作られたのが‘エデン・プロジェクトという世界の植物を育てるために建てられた泡のような形状の温室群。
六角形という形状はエネルギー的にも資源的にも効率の良い構造なので、自然界の構造でしばしばみられます。‘エデン・プロジェクト’の温室は、スチールでできた六角形と五角形の枠の組み合わせで構成されています

コウモリは高域の超音波を出し、その反響音をとらえて暗闇でエサを捕まえています。暗闇を飛びまわるコウモリから発想されたのが視覚障害者のための安全杖。
暗闇で昆虫を捕まえるために、コウモリは人間の耳では聞こえない高域の超音波を使います。超音波は障害物によってはね返されるので、その反響音から障害物の大きさ、距離を認識しているのです。
視覚障害の人たちが不自由なく歩くのを助ける電子移動補助器具、Ultracane(ウルトラケイン)の開発はここからヒントを得ています。柄の中にあるセンサーが超音波信号を発信して、その反響音を探知し、 センサーが障害物を感知すると、柄にある振動ボタンが反応して指先に知らせます。

ヤモリは指先に生えている無数の細かい毛で表面に吸着できるので、上下逆さまになっても歩くことができます。ここからヒントを得て、新型粘着テープが開発されました。まだ開発途中ですが、将来的にはこのヤモリ・テープは剥がしやすい包帯からロック・クライミングまで、数多くの用途に使われるでしょう。 ちなみにヤモリは自分の体の400倍の重さまで支えることができるそうです。

サメの皮膚は触るとざらざらしています。それはサメの皮膚の表面にV字形の小さな突起があるからです。この突起は、水中での摩擦や抵抗を減らす役目をしています。 また、突起の形状はサメの身体の部分によって異なっていて、水が滑らかに流れるようになっています。 ここからヒントを得て、世界で最も速く泳げる水着が開発されています。

種を収蔵することによって、絶滅の防衛、多様性の維持、また必要であれば種を再び自然界に戻してあげるために、世界の植物の遺伝子データベースをつくることができます。植物の救済から発想されたプロジェクト、 ミレニアム・シード・バンク・プロジェクトはキュー・ガーデンをはじめとする世界17ヶ国の諸組織により監理・運営されています。

まつぼっくりは熟して木から落ちると、乾燥して笠が開き、内部の種が出てきます。 まつぼっくりから発想された体温調節ができる生地。
まつぼっくりは異なった方向性を持つ堅い二層の繊維でできています。まつぼっくりが乾燥すると、内側の繊維は外側より膨張するので、笠は外側にむかって曲がり、内部の種が出てきます。 木にぶらさがっているまつぼっくりは固くて閉じていますが、熟して木から落ちると開きます。
着用者の体温を調節することができる衣服をつくる時に、これと同じ原理が利用できます。生地は小さなふたのようなもので覆われています。暑くなって汗をかき始めると、湿気が高まってこのふたが開きます。空気が通り、再び着用者の体温が下がると、湿度も下がり、ふたは閉じます。

力強い潮の満ちひきは、海岸線を侵食したり岩を削ったりします。一日に二度ある潮の干満には、数多くの発電所に相当するクリーンで再生可能エネルギーがあります。
潮力エネルギーを捕らえるこの斬新なデザインは、控えめで、経済的かつ実用的なエネルギー生産法であるということがテストにより立証されています。将来的には商業用としての開発がすすむでしょう。

説明を閉じる  

上の説明は、展示物からはさほど感じ取れないのだが、ガチャガチャと動かせるものは子供にも人気があるので、いつも取り合い状態になる。

イギリス館そこを抜けると、イギリスパビリオンオリジナル商品と、いくつかの英国メーカーの商品を扱うショップになっている。

外に出ると、小鳥用の巣箱が置いてあり、覗くとイギリスの風景写真が見える。


+アイルランド館のハイクロス 2005-08-03 (Wed)
(入場者:96937)

アイルランド館 ハイクロスポルトガル館を見学後、なんだかぽつんとアテンダントさんがぬいぐるみを抱えて淋しそうにしていたパビがあった。それはアイルランド館
みんなが『アイリッシュバーでも備えていれば人気館だったかもしれないのに…』というぐらいGC4にしてはマイナーなパビ。前に入ったけど記憶がない。定員制ではないので人が流れている事もあるのか、とにかく他のパビほど人が並ばない。気まぐれで入ったけど、適当に見て出てくりゃ良いかって思ってたんだけど…。

アイルランド館にはハイクロスがある。たぶんこれがメイン。フ〜ンと思ってるとアテンダントのお姉さんが『良かったら説明しましょうか?』と言ってくれたので、お願いした。
そうしたら、おもしろいのよ、このハイクロスっていうやつは。
『ここにあるクロスは形が違いますが、できたときが違います。ちなみに8世紀から10世紀ごろのもので、ここにあるのはレプリカですが…』とお姉さん。
(はぁ〜、レプリカね)なんて思ってたら、『といっても、このレプリカも100年ほど前のもんですが。国立博物館が作ったもので初めて国外に出ました』と聞いたら、レプリカだといってもバカにできません。
『昔は文字とかわからない人も多かった為、みんなに知らせたいことは、絵を刻む事で知らせたりしていたので、布教もハイクロスを見れば誰にでもわかるように絵で説明されています。』
『この絵は旧約聖書、新約聖書をあらわしております。ちなみにこっちのクロスに描かれているのはライオンです』とお姉さん。(ライオン?)
『この時代はアフリカまで布教に行っていたので、そこで見た珍しい動物が描かれてるんですね』
クロスの裏側にある絵をしたから順に見上げていくと天井が目に入った。天井は星の流れる空だったり、雲が流れる空だったり。この流れる雲の下でハイクロスを見ていると一瞬、本当に外国の空の下にいるような気分になった。

それ以外にもいろんな展示物があったと思うんだけど、記憶にないや。でも、このハイクロスだけでも十分見応えがありました。見ないと勿体無い3大パビにあげている人がいるけど、私もそう思う。


+イタリア館 2005-08-03 (Wed)
(入場者:96937)

イタリア館というのは最初あまり万博に乗り気じゃなかったらしい。まぁ、名古屋&愛知は無名だからね。でも、ベネトンが『名古屋は日本で今一番パワーがある街で、その近くで行われる万博似参加する事はこれからのイタリアに有益な事である』と説得してくれたおかげで、イタリアは力を入れてくれたらしい。ってことで、踊るサテュロス以外にも、かなり見応えがある展示があっておもしろかった。

とにかくイタリア館は、入った瞬間から良いなぁと思った。GC3のパビは薄暗いところが多いのだが、イタリア館もそんな感じで、でも水が流れていてその向こうの壁はスクリーンになっていて変化があるので淋しい雰囲気はなく、涼しげな感じ。海をイメージしていたらしい。その向こうの球を縦割りしたようなコーナーに踊るサテュロスが展示されていて、その向こうがまた、イタリアの各地のいろいろな作品が見られる展示室になっている。
イタリア館の展示物は、北と南では雰囲気が違う事って変化があるのも良いのだが、素人が見てもおもしろいな、感じ良いなって思えるのもいい。焼き物、カメオ、服飾、インテリア…でもやっぱり一番目立つのはチョコ塗りフィアットだろうね。近くに行くとぽわんと甘い香がする。誰かこっそり味見をしみた人はいないのかな。
このチョコ車も温度管理が大変で万博期間中にチョコレートが解けそうだのなんだのと一時期大騒ぎになっておりました。表面がぶつぶつしていたのはそのせいかね?


+アフリカ共同館 2005-08-03 (Wed)
(入場者:96937)

タンザニア今日はコートジボワール共和国のナショナルデーってことで、言葉の響きに惹かれてアフリカ共同館へ。でもイベントはエキスポホールでやっているのでこっちは静かなんだけどね。
何気なくうろうろしていると、タンザニアのコーナーでティンガティンガって云う絵のデモンストレーション&販売をしていた。
まずペンキで真っ黒く板を塗り、その上から鮮やかな色で動物を描いていく。値段がわからないので、今度来た時に買おうと思ってたんだけど、結局買えずじまいに終わったのが残念(とは言うものの、今調べたら高いらしいので、きっと買えない)。

その後、周辺の国のコーナーも見学。ちなみにここにはスタンプ帳のGC5のコーナーでは押し切れないぐらいの国が参加しているので、このほかにもおもしろい民芸品などを見ることができる。ちなみに中央部はお土産屋さんになっているので、いつ来てもとっても活気がある。

 


+ナツメヤシソフト 2005-08-03 (Wed)
(入場者:96937)

ナツメヤシ ソフトアフリカ館近くにはサラームというアフリカフードスタンドでナツメヤシのソフトクリーム(300円)を食べる。噂どおりにさっぱりとした甘さで本当においしかった。味はなんに似てるんだろう…ああ、プルーンの砂糖漬けのような味かな。
ところでこのナツメヤシ、お店の説明にあったのだが鉄分・ミネラル・亜鉛・ビタミンA・C・B1・B2・B6”を豊富に含んでいるらしい。スンゴイ健康的。流行ればいいのに。

おいしいものと言えば…ってことでドミニカ館を目指すのだが、なにやらアンデス共同館前に人だかりが。行ってみると紀宮様が出てらした。案外ちっこい。ついでにアンデス共同館に入ろうかな?と思っていたんだけど、オープンまでにはしばらくかかるらしい(宮様がいらっしゃるとしばらく入場規制がかかる)。すごすごとドミニカ館へ。気になっていたカリビアンロール(500円)を食べる。


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Name:あや 

名古屋に実家があることをいいことに、だんなちゃんが仕事でいなくなると、新幹線に乗って万博に通いまくったバカ女は私です。
これは、すでに老化が始まってボケボケの頭で必至に思い出しながら、今更書いている、私の万博の記録です。

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