さて、日本館と大地の党は長時間並ぶ事を覚悟しなくてはいけないので、一番暑い時を避ける為に軽く外国パビを見学。で、たまたまガスパビの前を通りかかったら待ち時間が40分だというので、ガスパビを見学する事に。ガスパビとはガスパビリオンの略。『ガスパビの七つの不思議』みたいな地下鉄広告を、会社が自ら出すようなパビなので賛否両論がございますが、熱狂的なファンもついている。
時間になると、私たちはウェイティングルームに通されるんで、そこでいつものように突っ立ってこれから見る火村大源のファイヤーマジックショーの説明を聞きながら待ってると、『師匠〜、師匠知りませんかぁ?』ってな具合で後ろから客を割って入ってくる人がいる。『何?何?』と思ってるとその人はアテンダントのマイクを借りて火村大源を探しはじめる。つまり、すでにショーは始まっておるのです。ちなみに火村大源は津川雅彦。探している弟子が主役のコージ君。
何が起こってるかというと、火村大源には燃八(古田新太)って云う弟子がいたんですが、本人曰く『♪オチャメな失敗笑って許さず 美貌と才能妬んだ師匠は
オーノー!首だ 破門ときたもんだぁー♪
』ってな具合で、火村に恨みを持っていて、このショーをぶち壊したいんですね。
ってなわけで、火村に会場をお台場と伝え、彼が愛地球博で行われるショーに来られないようにするんですわ。となれば、弟子のコージ君が何とかせねばならぬ。燃八の見学の注意(歌)を聞き、メインシアターに誘導されて炎のマジックショーを見ることに。
で、それなりにおもしろいマジックなんだと思いますが、見る角度によって見え方がちょっと違うかも。ここで『皆さんの力が必要で〜す、一緒に叫んでください』と『フリントファイヤーフー』と叫ばされるのですが、うんなもん、言えるかってぇ〜のと思ってると、舞台上の画面に出ている燃八がすかさず『言わねーっつうの』『くわぁー日本人はノリ悪いねぇ』って突っ込みを入れるんですわ。私はこの燃八の突っ込みでごはん三杯いけるんだけど、このメインショーがつまんないって言う人もいるんですね。っていうか結構ジミなんですわ。
実はここで使われている炎は、一見何の変哲もない炎なんですが、この万博でより美しく見せるために研究に研究を重ねられて作られた結構ものすごい炎らしい。私はガスパビの炎を開発するドキュメントを見たのに、すごいってことだけ覚えていて内容までは良く覚えていませんが、炎の色=性質なので、この炎を赤色でとか、そんなんだけでもものすごく大変なんですね。そういう炎の根底を変えるような技術が、特別派手さのない火の中にいっぱいつまってるんですわ。
…まぁ、こんな感じでショーが進行します。ショーの様子の詳しくは上のリンク先を見てください。
これが終わると展示室に案内されます。ここではメタンハイドレート(燃える氷)の燃焼実験をしていてたり、結構おもしろかったです。父はブーブー言ってますが。